複数的人間: 行為のさまざまな原動力 (叢書・ウニベルシタス 998)

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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588009983

作品紹介・あらすじ

ブルデューのハビトゥス理論を批判し、個人が複数の異なる場面において示すふるまいの多様性を経験的な事実から記述する。複数の異質な文脈を横断しながら個人が身体化した性向の体系の多元性と、行為の展開される文脈の多元性とをかけあわせながら、実践の産出の論理を探求すると同時に、「個人」を主題化する社会学の精緻化へ。経験的研究から、社会学の新たな可能性を提示する。

著者プロフィール

1963年生まれ。リヨン高等師範学校教授。ピエール・ブルデューの社会学を批判的に受け継ぎながら、家族・教育・文化活動・文学・芸術など、多様な領域にわたる経験的研究に従事。これらの研究を足場に、ブルデューのハビトゥス理論や場の理論を再検証し、身体化された性向と、現在の行為の文脈とが交差するところで行為者の実践を把握するという独自の方法論的視座「性向+文脈=実践」を展開する。そして、その立場から、高度に分化した社会で「個人」が生み出す実践の多元性や複数性を探求している。ポスト・ブルデューを牽引する代表的な社会学者の一人。邦訳書に『複数的人間』(法政大学出版局)、著書に Tableaux de famille(Gallimard/Seuil, 1995)、La culture des individus(La Decouverte, 2004)、Franz Kafka(La Decouverte, 2010)、Dans les plis singuliers du social(La Decouverte, 2013)、Ceci n'est pas qu'un tableau(La Decouverte, 2015)、Pour la sociologie(La Decouverte, 2016)など多数。

「2016年 『複数的世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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