平等をめざす、バブーフの陰謀 (叢書・ウニベルシタス 1117)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (854ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588011177

作品紹介・あらすじ

著者はイタリア生まれでフランスに帰化した革命家。平等をめざし、自由で幸福で平和で持続する形態を社会に与えることをめざしたとされる、いわゆる「バブーフの陰謀」に加担。バブーフは処刑されたが、ブォナローティは処刑を免れ、30年後に亡命先で資料・証言を収集し本書を著した。あらゆる革命理論に多大な影響を与える重要文献。本篇と、裁判などの証拠資料も合わせた全訳。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

(Philippe Buonarroti)
1761年イタリア・ピサ生まれ、1837年パリで没。洗礼時のフルネームはフィリッポ・ジュゼッペ・マリーア・ロドヴィーコ・ブォナローティFilippo Giuseppe Maria Lodovico Buonarrotiであった。フランス革命勃発後にコルシカ島で親仏派の革命運動に参加。1793年5月にフランスに帰化。 93年4月にはパリに赴き、ロベスピエールとも接触。オネーリアを統治する革命委員として当地で社会変革に、またイタリア民族統一に向けた拠点形成に努力。恐怖政治家と訴えられてパリに召喚、収監されたル・プレシ監獄でバブーフらと結びつき。釈放後、〈パンテオン・クラブ〉の設立に参加。「バブーフの陰謀」指導部(秘密総裁府)のひとりとして逮捕、ヴァンドーム裁判で流刑宣告。しかし、「殺人的風土」の地への流刑は免れ、97年から1801年までペレ島、オレロン島に、1806年からはジュネーヴに移り、カルボナリ党の活動への参加、フリーメーソン支部の結成など、秘密結社活動を続行。23年にはスイスから追放され、24年からブリュッセルに。当地で本書『陰謀』を執筆、28年に出版。30年7月革命の報せにパリに戻り、ブランキ、ルイ・ブランなど、またイタリア統一運動(リソルジメント)の指導者マッツィーニへの助言者。

「2020年 『平等をめざす、バブーフの陰謀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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