エクリチュールと差異〈改訳版〉 (叢書・ウニベルシタス 1143)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (654ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588011436

作品紹介・あらすじ

1960年代フランスの知的沸騰のなかで生まれ、痕跡、差延、脱構築などのデリダ的概念を展開した本書は、構造主義以後の思想界を決定づける著作となった。ルッセ、フーコー、ジャベス、レヴィナス、アルトー、フロイト、バタイユ、レヴィ=ストロースらの読解を通じて、主体と他者、言語と表象、存在と歴史をめぐる哲学的思考を根底から書き換えた名著。全面的に訳文を改訂、さらに読みやすくなった新版。

感想・レビュー・書評

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  • I 力と意味作用

    II コギトと狂気の歴史

    III エドモン・ジャベスと書物の問い

    IV 暴力と形而上学──エマニュエル・レヴィナスの思想についての試論

    V 「発生と構造」と現象学

    VI 吹きこまれ掠め取られる言葉

    VII フロイトとエクリチュールの舞台

    VIII 残酷演劇と再現前化の閉鎖

    IX 限定経済から一般経済へ──留保なきヘーゲル主義

    X 人間科学の言説における構造、記号、遊び

    XI 省略

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著者プロフィール

(Jacques Derrida)
1930-2004年。アルジェリア生まれのユダヤ系哲学者。パリの高等師範学校で哲学を専攻。同校の哲学教授を経て、社会科学高等研究院教授を務める。西洋形而上学におけるロゴス中心主義の脱構築を提唱し、構造主義以降の人文社会科学の広範な領域──文学・芸術理論、言語論、政治・法哲学、歴史学、建築論ほか──に多大な影響をもたらした。邦訳書に『哲学の余白』『散種』『有限責任会社』『絵画における真理』『法の力』『ユリシーズ グラモフォン』『シニェポンジュ』『アーカイヴの病』(以上、法政大学出版局)、『グラマトロジーについて』(現代思潮新社)、『哲学への権利』『フッサール哲学における発生の問題』(みすず書房)、『アポリア』(人文書院)、『哲学のナショナリズム』(岩波書店)、『声と現象』『死を与える』(筑摩書房)、『精神分析の抵抗』(青土社)、『マルクスの亡霊たち』(藤原書店)、『条件なき大学』(月曜社)、『ジャック・デリダ講義録』シリーズ(白水社)ほか多数。

「2022年 『エクリチュールと差異〈改訳版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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