技術と時間2 方向喪失-ディスオリエンテーション

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588120732

作品紹介・あらすじ

現代を方向喪失の時代ととらえ、西洋がそれを失っていく系譜を考察する。技術は記憶を支援すべくその外部から訪れるものではなく、技術それ自体が記憶であると主張し、記憶の産業化を問う。産業化は、記憶されるべき出来事とそうでないものを選択する。つまり、産業化時代の科学技術は存在を事実確認的に記述するのではなく、その可能性を行為遂行的に決定するのだ。〔哲学・思想〕

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著者プロフィール

(Bernard Stiegler)
1952年生まれ。国際哲学コレージュ(Collège international de philosophie)のプログラム・ディレクター、コンピエーニュ工科大学教授を務めたのち、フランス国立図書館、国立視聴覚研究所(INA)副所長、音響・音楽研究所(IRCAM)所長、ポンピドゥー・センター文化開発部長を歴任。現在、リサーチ&イノベーション研究所(IRI)所長。文化資源のIT化国家プロジェクトの中核を担い、技術と人間との関係を根源的に問う、ポスト構造主義以後の代表的哲学者。本書『技術と時間』(現在第3巻まで刊行)はOpus Magnum(主著)とされる。『テレビのエコーグラフィー』(デリダとの共著、NTT出版)、『象徴の貧困1』『愛するということ』『現勢化』『偶有からの哲学』(以上、新評論)など、邦訳書も多数ある。

「2013年 『技術と時間 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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