熊 (ものと人間の文化史 144)

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  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588214417

作品紹介・あらすじ

かつて熊は神であった。人の規範として見習うべき聖獣であり、大自然を象徴する生き物として里人に認知されてきた。本書は、狩人たちからの聞き書きをもとに、彼らの執行する儀礼を通して、母系、トーテム、熊の供犠を大陸との繋がりで考察し、人が熊に投影してきたものは何かを明らかにして、熊と人との精神史的関係を描く。熊を通して人間の生存可能性にも及ぶユニークな動物文化史・自然論。

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  • 熊と人間のかかわりを民族学、文芸など多方面から論及。山形・大鳥など秋田、新潟のマタギの証言も。

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著者プロフィール

1952年長野県に生まれる。明治大学卒業、明治学院大学大学院修了。文学博士(新潟大学)。
著書:ものと人間の文化史103『採集──ブナ林の恵み』、同133『鮭・鱒』Ⅰ・Ⅱ、同144『熊』、同161『白鳥』、『樹海の民──舟・熊・鮭と生存のミニマム』(以上、法政大学出版局)、『日本海漁業と漁船の系譜』(慶友社)、『越後荒川をめぐる民俗誌』(アペックス)。
編著:『ブナ林の民俗』(高志書院)。

「2015年 『鱈(たら)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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