江戸・都市の中の異界 (内藤正敏*民俗の発見 4)

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  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588270444

作品紹介・あらすじ

江戸に開花した落語や怪談、見世物、黄表紙などの庶民文化に秘められた〈異界〉の構造を読み解き、江戸から東京へ、前近代から現代へ脈々と貫流する都市の闇を照射する。権力と民衆、科学と信仰、差別と芸能等のテーマを重層的に交差させ、多角的な視点から都市の繁栄の陰に隠された民俗の底辺を発掘する。『江戸・王権のコスモロジー』と対をなす都市文化論。〈民俗の発見〉全4巻完結。

感想・レビュー・書評

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  • <閲覧スタッフより>
    「落語」とは?
    江戸中期に始まった庶民的な話芸。 人情ものや怪談ものなど、様々なカテゴリがあり、噺の最後に「落ち」と呼ばれる結末がつくため、「落語」と言われます。 また、同じ噺でも噺家によって違ったりと、色々な楽しみ方があります。

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    所在記号:380.4||ナイ||4
    資料番号:10209472
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  • ●円朝の怪談の速記をあらためて読んで驚いたのは、その複雑に重層する思考方法だった。(中略)われわれ現代人は、こうした科学的方法を使わなければならないほど、想像力を失くしてしまっているのである。しかし江戸の人々は、表面的には別々のものを結びつけて、その奥に隠された本質を見抜いて楽しむ豊かな想像力をもっていたのである。

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著者プロフィール

1938年生まれ。写真家・民俗学者。著書に『遠野物語の原風景』『修験道の精神宇宙』また写真家としては『出羽三山』『婆・東北の民間信仰』などで土門拳賞・日本写真家賞を受賞。

「1999年 『日本のミイラ信仰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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