ナショナリズムとトランスナショナリズム: 変容する公共圏 (現代社会研究叢書 2 「公共圏と規範理論」シリーズ 1)
- 法政大学出版局 (2009年3月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784588602528
作品紹介・あらすじ
公共圏はネーション(民族)の形成やナショナリズムの高揚に、どのように関わっているのか。公共圏におけるコミュニケーションがナショナリズムを「超える」可能性はあるのか。歴史・地域の具体的事実に基づいた分析と、その理論化・一般化の試み。現代社会に生起しているさまざまな社会問題の実証的研究を通し、新しい公共圏の創成の可能性と規範理論を探究する科研費プロジェクトの成果。
感想・レビュー・書評
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ナショナリズムと、ネイションの垣根を越えたトランスナショナリズムについて、理論・歴史・現在とさまざまな論文を集めた学術論文集。
「ネーション」という実体のないもの(アンダーソンが「想像の共同体」と呼んだもの)が時代や国・地域によっていろいろなとらえ方をされているのがよくわかります。現代社会において、良い意味で「ネーション」を超えていくにはどうしていくのがよいのか、ということを改めて問題提起しているように感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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