- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784589028365
作品紹介・あらすじ
『戦艦ポチョムキン』から『アイ、ロボット』まで、名作・話題作・異色の作品で世界をカバー。映画を楽しみ、映画で学ぶ国際関係論の新しいアプローチ。鋭い問題意識を養うために、まずここからスタートしよう。
感想・レビュー・書評
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東2法経図・6F開架:319/Mi21//K
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おすすめ資料 第61回映画を通して世界を知る(2008.3.21)
世界の歴史・今を知る手段として映画を紹介した資料です。
学校の歴史の授業や日々のニュースから入ってくる知識は、多くは断片的でそれ自体から当事者の置かれた立場や時代背景を深くイメージさせるものではありませんが、映画には一見するだけで、その時を生きた人達の社会の制度・対立関係・貧富の差等、時代の空気を伝える力があります。
そしてそれは国際関係を学ぶ人にとっては大きな助けになります。
映画が映しだす世界は全てが事実ではありませんが、各映画の解説の執筆にあたっては広島修道大学の社会科学系の教授陣が商業映画に限らず、数多くの映画の中からこれはと思うものを選び出し、あらすじのほかに「Angle」と称した、映画を観る上でポイントとなる時代背景の説明や、「Furthermore」と称した、より深く学びたい人のための参考文献を必ず掲載しています。
他にこの資料でユニークなところは過去の事件を扱った映画だけでなく、未来を扱ったSF映画も取り上げている点です。
それらは現代の暗部を推し進めた結果の世界を描いたものが多いのですが、それだけに執筆者の解説にも力が入っており、ひとつの読みどころです。
国際関係を学ぶ人だけでなく、社会派の映画が好きな人にとっても映画を深く読み込み、制作者のメッセージを明確につかみ取るための格好の映画ガイドになっています。 -
見たことない映画がまだある。
映画のほとんどが第二次大戦時のユダヤ問題を扱っている。これはハリウッドがユダヤ社会だから。こういうことを書かないところがまだまだ甘い。