グローバル・ガバナンス学II 主体・地域・新領域 (グローバル・ガバナンス学叢書)
- 法律文化社 (2018年2月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784589038814
作品紹介・あらすじ
国際秩序のあり方に着目し、見取り図を描く―
グローバル・ガバナンス学会5周年記念事業の一環として、研究潮流の最前線を示す。
[目次]
■1 主体―グローバル・ガバナンスに関わる主体の多様化
第1章 国際連合―国連安全保障理事会に関するアカウンタビリティの関係の解明〔蓮生郁代〕
第2章 地域集団防衛から安全保障グローバル・ガバナンスへ―米欧安全保障共同体(NATO・EU)の収斂プロセス〔渡邊 啓貴〕
第3章 BRICSと国際金融ガバナンス―挑戦と逡巡の間で〔和田 洋典〕
第4章 NGO と子ども人権ガバナンス―日本への影響の事例検討〔大森 佐和〕
第5章 イスラーム世界のグローバル・ガバナンス―OIC とサブナショナルなアクターの挑戦〔山尾 大〕
■2 連携―方法としての地域機構との連携
第6章 グローバル・ガバナンスにおけるUNとEUの役割―国連気候変動制御プロセスを事例として〔福田 耕治〕
第7章 ASEAN と国連―補完的関係の進展と地域ガバナンスの課題〔首藤 もと子〕
第8章 国連と OSCE の東部欧州ガバナンス〔宮脇 昇〕
■3 展開―新領域におけるグローバル・ガバナンスの課題
第9章 人の移動をめぐるガバナンス〔坂井 一成〕
第10章 グローバル・エイズ・ガバナンスとアフリカ〔牧野 久美子〕
第11章 サイバーセキュリティ〔土屋 大洋〕
第12章 テロリズムの原因と対策〔宮坂 直史〕
終章 地球を覆い尽くすガバナンス体系―ジオ・ガバナンスの複合構造からみて〔山本 武彦〕
感想・レビュー・書評
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グローバルガバナンスには目的、主体、方法、行動規範という4つの要素が含まれると山本は指摘。
グローバルガバナンス論には、政府ではなく統治であるとした一方で、組織的実体を必ずしも伴わないとされるガバナンスの具体的内容までが明らかにされてきたわけではない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東2法経図・6F開架 319A/G95g/2/K