恐怖 (Little Selectionsあなたのための小さな物語 22)

著者 :
制作 : 赤木 かん子 
  • ポプラ社
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本棚登録 : 19
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591075739

感想・レビュー・書評

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  • ◆赤木かん子編のホラー・アンソロジー。柴田よしき「切り取られた笑顔」サマセット・モーム「園遊会前」フィリッパ・ピアス「ハレルさんがつくった洋だんす」ジェイコブズ「猿の手」の4篇。
    ◆好きだったのは、モーム「園遊会前」とジェイコブズ「猿の手」。家族が狂っていく瞬間を目の当たりにしているようで、ゾッとしました。
    ◆有名な「かん子節」って、この解説のような語調のことかしら。確かにこの上から目線の口語はちょっぴり苦手。講演会などで耳にする分には笑って楽しめそうだけど。文章にしても楽しめる辛口って、品が必要なんですね。
    【2013/10/15】

  • こちらは4編収録。柴田よしき『切り取られた笑顔』は珍しく現代もの。といっても、まだネットが流行り始めた頃みたいだから、90年代後半か。こんなうまくいくことがあるかね。資産家の3男坊で優しい、なんてほんとうらやましい夫だ。W・サマセット・モーム『園遊会まえ』は面白かった。アルコール依存の人と暮らすのは大変だろうけど、泥酔しただけでここまで嫌われるなんて。宗教上の問題なんだろうか。日本じゃ暮らせないね。フィリパ・ピアス『ハレルさんがつくった洋だんす』娘がどうしてそこまで父を憎んでたのかがさっぱり分からん。無視されたから? ジェイコブズ『猿の手』おなじみですね。このシリーズに入ってたんじゃなかったっけ。今年2回くらい続けて読んだ気がするけど。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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