僕への小さな旅

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 24
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784591094358

感想・レビュー・書評

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  • 小手鞠るいの『レンアイケッコン』で出てきていた絵本で非常に手にとってみたくなり、読んでみました。
    僕と、子どもの頃に大切にしていた熊のぬいぐるみ「モルン」のおはなし。

    『レンアイケッコン』文中では、「君がいなくなったんじゃない。僕が君をわすれてしまっていたんだね」というフレーズが取り上げられていて、ぐっときましたが、書き出しの「小さい雲が、流れている。そうだ、行ってみよう。」がまたいいんです。

    大人になるって、いい意味でも悪い意味でも、忘れること・変わっていくことが多いと思う。
    でも、時には原点に立ち返って、忘れちゃいけかったこと・変わっちゃいけなかったことを見つめることも大切。

    夏は旅の季節。日常生活からリフレッシュする旅、逃避する旅、そして内省する旅。内省したい方、必携の一冊。

  • <La grande mer dans le petit voyage>
      
    book design/ Naoko Nakui

  • 小手鞠るいさんが紹介していて手にした絵本

    星の王子さまを思い出す、優しい絵、優しいおはなし

    ちいさい雲が流れている空をみて、小さい頃の夏休みに過ごしたバスの終点の海辺の町へ出掛けた僕
    屋根裏の僕の部屋へ行くと僕のおもちゃ箱
    その中に入っていた赤いボタン
    小さい頃もらった、くまのぬいぐるみのチョッキのボタン
    小さい頃のことを思い出す僕への小さい旅
    忘れていたのは僕だった

  • 大人の絵本。
    ぼうようとした空間に
    ひきずりこまれるような時間も必要だ。

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著者プロフィール

絵本作家、イラストレーター 1956年、12月15日横浜市生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。
大阪ガス、きらら397、USJ、JTBなどのキャラクターデザイン、広告・出版・パッケージなど幅広い分野のイラストレーションを手がけた。個展および絵本作品多数。
鎌倉・稲村ガ崎にアトリエとギャラリーgiogio factoryをかまえ、愛する湘南の 空と海に囲まれて創作活動に励みました。2012年2月17日永眠(享年55)。

「2020年 『大きな古時計』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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