空と海のであう場所 (ポプラ文庫 こ 1-1)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591102978

感想・レビュー・書評

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  • 童話と同時進行で進む物語が素敵です。
    「わたし、ここにいるよ」
    小手鞠さんの小説はいつも詩みたいに語られるから
    心によく染みる気がします。

  • 小説の中で語られているお話が小説そのものとリンクしている。さらりと綺麗なお話。
    2011/6/13

  • 恋愛小説です!!てかんじ。
    ちょっと少女マンガみたいで、うーん。かな

    あまり好みではないけど、文章はきれいだし、作中の絵本の話はとてもよかった。優しくなれます。

    『奪うことより与えることのほうが、ずっとたのしいんだよ。』



    文庫版を読んだんだけど、表紙の写真がイメージとかなり違ってて少し残念でした。。

  • たとえば、

    人がつくり出したお話に、

    だまされないように、だまされないように、

    きゅうきゅうと身を固くして、

    顔をこわばらせて、

    生きていくことに何の意味があるんだろう。


    「あなたは騙されやすいから気をつけて」とよく言われるけれど。


    いつか、ある日、私を騙さない男が現れたところで、

    私がその人を裏切らない保証はないのに。



    そんなことを考えながら読んでいました。

  • それは風にのって、届いた。

    フリーのイラストレーター木の葉の元に、かつての恋人である『アラシ』から物語が届く。
    約束をやぶってばかりだったアラシが守った、『約束』
    それがこの物語だった。
    離れ離れになったふたりをつなぐ、たったひとつの物語。

  • 誰かを受け入れることのできる大きな空っぽの器。
    そのイメージをつかもうとなんども読み返しました。

  • 著者の名前がなんとなく目についたので購入。おもしろかったです。こってこてのロマンスではないのですが、ヒロインとヒーローのあの何とも言えない関係から目が離せませんでした。小手鞠るいは詩人さんなので、文章のリズムもいいと思います。比喩も上手でした。

  • 本屋でタイトル買いした一冊。

    過去に深い傷をもつアラシと木葉(このは)
    幼い頃、施設で出会い、離れ、二十歳で再会し
    すぐに同棲。
    深い愛情で結ばれてはいても、自由と孤独を愛する
    アラシについていけない木葉。
    愛すれば愛するほど、束縛してしまう気持ちをどうして
    いいかわからなくなり、結局は自分のもとを去っていってしまった
    アラシ。

    そんな二人が 大人になって また出逢うことに・・・・

    自分が書いた物語に イラストレーターである木葉に挿絵を依頼する
    アラシ。
    その物語が二人を繫ぐ糸になる。

    物語自体は優しくていい感じだけど、亡くなった姉の子供の話は
    なくてもよかったような気がする。
    結末は多分二人が出逢うってことだから、そうなると
    今度は姉の子供がネックになるわけで・・・・

    なんとなくすっきりしない読後感だったので星は3つ。
    時間がたっぷりあるときにゆっくりと読み返してみたい。
    (アラシの物語だけ)

  • はい
    これも
    いいよー

    いいよー

  • 2009/06/04読了 自分のことを好きで好きで仕方のない人間って確かにいる。

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著者プロフィール

1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。ニューヨーク州在住。
『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。主な著書に『優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物』(講談社)『星ちりばめたる旗』(ポプラ社)ほか、主な児童書に『心の森』(金の星社)『やくそくだよ、ミュウ』(岩崎書店)『シナモンのおやすみ日記』(講談社)など多数。

「2024年 『新装版 まほうの絵本屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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