- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591102978
感想・レビュー・書評
-
童話と同時進行で進む物語が素敵です。
「わたし、ここにいるよ」
小手鞠さんの小説はいつも詩みたいに語られるから
心によく染みる気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小説の中で語られているお話が小説そのものとリンクしている。さらりと綺麗なお話。
2011/6/13 -
恋愛小説です!!てかんじ。
ちょっと少女マンガみたいで、うーん。かな
あまり好みではないけど、文章はきれいだし、作中の絵本の話はとてもよかった。優しくなれます。
『奪うことより与えることのほうが、ずっとたのしいんだよ。』
文庫版を読んだんだけど、表紙の写真がイメージとかなり違ってて少し残念でした。。 -
たとえば、
人がつくり出したお話に、
だまされないように、だまされないように、
きゅうきゅうと身を固くして、
顔をこわばらせて、
生きていくことに何の意味があるんだろう。
「あなたは騙されやすいから気をつけて」とよく言われるけれど。
いつか、ある日、私を騙さない男が現れたところで、
私がその人を裏切らない保証はないのに。
そんなことを考えながら読んでいました。 -
それは風にのって、届いた。
フリーのイラストレーター木の葉の元に、かつての恋人である『アラシ』から物語が届く。
約束をやぶってばかりだったアラシが守った、『約束』
それがこの物語だった。
離れ離れになったふたりをつなぐ、たったひとつの物語。 -
誰かを受け入れることのできる大きな空っぽの器。
そのイメージをつかもうとなんども読み返しました。 -
著者の名前がなんとなく目についたので購入。おもしろかったです。こってこてのロマンスではないのですが、ヒロインとヒーローのあの何とも言えない関係から目が離せませんでした。小手鞠るいは詩人さんなので、文章のリズムもいいと思います。比喩も上手でした。
-
本屋でタイトル買いした一冊。
過去に深い傷をもつアラシと木葉(このは)
幼い頃、施設で出会い、離れ、二十歳で再会し
すぐに同棲。
深い愛情で結ばれてはいても、自由と孤独を愛する
アラシについていけない木葉。
愛すれば愛するほど、束縛してしまう気持ちをどうして
いいかわからなくなり、結局は自分のもとを去っていってしまった
アラシ。
そんな二人が 大人になって また出逢うことに・・・・
自分が書いた物語に イラストレーターである木葉に挿絵を依頼する
アラシ。
その物語が二人を繫ぐ糸になる。
物語自体は優しくていい感じだけど、亡くなった姉の子供の話は
なくてもよかったような気がする。
結末は多分二人が出逢うってことだから、そうなると
今度は姉の子供がネックになるわけで・・・・
なんとなくすっきりしない読後感だったので星は3つ。
時間がたっぷりあるときにゆっくりと読み返してみたい。
(アラシの物語だけ) -
はい
これも
いいよー
いいよー -
2009/06/04読了 自分のことを好きで好きで仕方のない人間って確かにいる。