- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591104521
感想・レビュー・書評
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こんな面白い裁判本読んだことない。
なぞなぞ本でハマったのりたまみさん(ペンネーム似てるのも嬉しい(笑))ご夫婦で執筆。旦那さんがのりさんで、奥さんがたまみさん。さぞ楽しいだろうな、ここんちの子になりたい(笑)
先に読んだ『2階で豚は飼うな』より、こちらの方が、見開きで、パンチのある訴えと判決、解説が纏められ、整った印象受けました。イラストがまた良い!
それにしても、とんでもない訴訟が世界には溢れているものですね。
『へんなほうりつ』ほかあと3冊、同じ作者の同じ系統本を読む予定ですが、もう楽しみでなりません!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世の中にはへんな裁判があってへんな判決があるものだなあと驚かされます。みんな変な人?
妻が結婚前に美容整形を受けていたことが分かったから離婚したい。→離婚を認める。さらに、妻は夫に1000万円の賠償金を支払え。(中国)
47年間、たばこを吸い続けたせいで、肺がんになった。→たばこ会社は31億円を原告に支払え。(アメリカ)
いやあ、いろいろあるもんですなぁ。アメリカなどは訴訟社会のため、トラブルが起こると訴訟へ、それからお金は取れるところから取ろうという気概があるせいで賠償金も大きくなっている。
個人的に好きなのは、鹿児島県奄美大島での裁判。
原告=ウサギ ゴルフ場が建設されると我々が絶滅するので中止してほしい。→ウサギは原告にはなれない。よって本件は棄却する。
どういうことかというと、動物愛護家たちが、奄美大島のゴルフ場建設の計画を相手に、「アマミノクロウサギを守れ」と鹿児島地裁に訴訟を起こしたとのことです。動物が原告というのは非常に珍しく日本では最初のケースなので注目されたが、残念ながら却下されたとのこと。ただ、この裁判が世間の注目を集めたため、その後予定されていた2つのゴルフ場建設のうち1つが中止となったそうです。 -
世界の裁判がどんなものか知れる。日本にはないユニークな裁判がたくさんで、思わず笑っちゃう。さらには日本にはない判決もいっぱい見れてすごくよかった。