([た]1-5)欲しがりません勝つまでは (ポプラ文庫 た 1-5)

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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591110089

感想・レビュー・書評

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  • たまたま『ヒットラー』『シンドラーのリスト』を観たあとに読んだ。

    戦時中、文学娘は何を思い何を書いていたか。

    私やそこいらの戦争を知らない若者が過ごしたような、普通の中学生の青春の日々。

    すこし不良の美人な先輩にあこがれたり、ともだちと創作に明け暮れたり、勉強したり、先生に反発したり。。
    でも決定的な違いは、その背景にある思想。
    『お国のためならいつでも死ねる』と常に思っているということ。
    そう思っていなければ生きてゆけなかったんだろう。

    私たちは知らなくちゃいけないし、わかろうと努力しなければいけない。

  • 丁度この聖子さんと同い年なので、共感できたり、自身の支えになったりしています。世代は違えど考える事で似たところがあると嬉しいです。
    戦時中の女性はたくましくて尊敬します。

著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。

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