([は]1-4)嫉妬 Hayashi Mariko Coll (ポプラ文庫 は 1-4 Hayashi Mariko Collecti)

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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591111031

感想・レビュー・書評

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  • あとがきにもあったが、本当に後味が悪く、女に抱かれる幻想をことごとく打ち砕いてくれた林真理子さま…

     
    お帰り、KIZAEMONはやはりしっとりとしていて最後にぞわっとさせる感じが良かった。
    ほんとね、女の怖さってこういうことなのよね。

  • 女独特のドロドロした感じが書かれていてすごくリアルに感じた。

  • 嫉妬する気持ちは、憎悪にもなるし、美化することもできるし、切ない思い出にもなる。ただ、やっぱりサラサラしているわけじゃなく、ドロドロしている。
    嫉妬は怖くて、醜くて、だから、愛おしい。あー、楽しい!一気読み!

  • 嫉妬って厄介なのに。気がつくと嫉妬している自分がいたりする。

    とくに1番最初の「四月 エイプリルフール」は女性の醜さが出まくっている作品だ。多分、林さんが女性だから書けたに違いない。

  • 『四月 エイプリル・フール』

    『女ともだち』

    『スチュワーデスの奈保』

    『お夏』

    『お帰り』

    『KIZAEMON』

    解説 内館牧子

  • イヤーな女が多いけど、こういうことを書かせるとやはり林さんは巧い!

  • オンナは怖い。

  • 嫉妬って誰でもしてしまうもの。
    男女関係なく。

    仲の良い友達に
    顔見知り程度の知人に
    テレビに映る芸能人にさえも。


    -自分が主役じゃない-

    メラメラと
    心地悪いものが生まれる。
    自分よりも幸せそう
    自分よりも見た目が良い
    自分よりもお洒落
    自分よりもモテる
    自分よりも仕事ができる
    自分の知らないことを知っている
    経験している
    ..etc

    「羨ましくなんてない」
    「そんなこと普通」
    嫉妬心を無理矢理抑えるように仲間を見つけて噂話をする。

    共感して安心感を得る。


    この本には
    色々な人の人生と
    「嫉妬」の物語が書かれている。



    好きだけど大嫌い
    初めから気に入らない


    周りに、過去に
    誰かしら居た気がする。

    「嫉妬」は平穏な心を掻き乱す。


    読みながら胃が熱くなった。



    読みごたえアリ
    面白かった!

  • タイトルに惹かれて購入。。


    個人的には結構好き。


    女の嫉妬は、醜い。


    でもそこに、醜いけれど抗えない【本能】みたいなものが潜んでいる気がする。

  • 再読。
    「東京」に対しての嫉妬心、一番面白かった。

著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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