([え]2-20)塔上の奇術師 江戸川乱歩・少年探偵20 (ポプラ文庫クラシック え 2-20 少年探偵)

著者 :
制作 : 村崎 友 
  • ポプラ社
3.60
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本棚登録 : 107
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591111475

作品紹介・あらすじ

明智小五郎の少女助手・花崎マユミの元にスミ子とトシ子の二人が弟子入りを志願する。ある日三人は、廃墟の西洋館にそびえる時計塔の上に、黒マントをはおった不気味なコウモリ男の姿を発見する。慌てて逃げ出すマユミ達だったが、それは恐ろしい事件の起こる前ぶれだった。

感想・レビュー・書評

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  • 少女クラブに連載されていた作品とのことで主人公は少女たちです。マユミさんの後輩二人。小林少年が主に謎解きしてるのもおもしろい。少女からしたら明智探偵がでてきて活躍するのでは面白くないのかもしれない。

  • 時計台のシーンがとてもいい。もしかしたら、四十面相が人を殺すのかなというハラハラがいいシーンだった。

  • シリーズ第20弾。
    明智探偵の少女助手・マユミに弟子入りした少女2名。彼女たちは時計塔の避雷針の鉄柱にぶら下がる、こうもり男や赤い道化師を目撃します。
    まず、スミ子とトシ子に教えてあげたい。『師匠選びは慎重にしなさい』と。

    相変わらず同じ方法で怪人四十面相は捕まってしまいますが、丈吉の時計ギロチンや金ぴかの部屋、探偵犬『五郎』の登場など、子どもたちがドキドキ・ワクワクする要素がふんだんに詰め込まれていました。

    シリーズのトップ3に入る本格的(?)な作品だったと思いす。
    四十面相は『シジュウメンソウ』だったんですね。

  • 明智小五郎の少女助手・花崎マユミの元にスミ子とトシ子の二人が弟子入りを志願する。ある日三人は、廃墟の西洋館にそびえる時計塔の上に、黒マントをはおった不気味なコウモリ男の姿を発見する。慌てて逃げ出すマユミ達だったが、それは恐ろしい事件の起こる前ぶれだった。
    【解説/村崎友】

  • 「よんじゅうめんそう」じゃなくて、
    「しじゅうめんそう」だったのか。

    あと、パパは大事な物ならもっと金庫の暗号を考えた方が。

  • 二十面相は人殺しはしないのに、ドキドキしてしまった。おもしろかった。

  • まさかの時計屋敷モノ。ちょっと幽霊塔にも雰囲気似てるかも。今作は少女雑誌に掲載されてたため、マユミさん他少女探偵が活躍します。明智探偵が普段以上になかなか出てこなかったり、パターンからするとちょっとかわってる。
    四十面相がんばれー。

  • 1958年発表

  • 2010.06.28.読破

    解説/村崎 友

  • 明智探偵の少女助手花崎マユミに弟子入り志願の少女が二人。この二人の父親の所有する宝物を狙う怪人四十(二十)面相。時計台のこうもり男や道化師に変装して登場しますが、正体は最初から四十面相だと名乗っているあたりが、これまでとちょっとパターンが違う。明智探偵もやたら旅行中で登場も少ない。

    これら解説によれば、「少女クラブ」という少女雑誌に連載されたものだからとのこと。

    (2010/3/10)

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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