トラム、光をまき散らしながら (teens’ best selections 24)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591111819

感想・レビュー・書評

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  • マリアンアエリとマリアンナの胸が痛くなる話。いい子たちだなぁ。中学生に読ませたいよ。

  • マリアンナエリという長い名前にコンプレックスを持っている14歳の少女が、マリアンナと呼ばれていた少女に親近感を抱いて近づいた。
    彼女はマリアンナエリが、初めて心を開くことができる親友になったが、現実の姿は、わからないままだった。
    自分勝手な母親から早く離れたかったマリアンナエリは、マリアンナとの関わりから、母親の愛情に気付いてゆく。

    マリアンナの本当の姿を知ってからの、マリアンナエリの気持ちが切ないです。

  •  図書館でうっかり手にとって、その日の内に読んでしまった本。しかし、見覚えのある作家名だと思っていたらふーことユーレイシリーズの方でしたか。懐かしい。
     ふーことユーレイシリーズとはまた違った、現代の子どもたちの現実の一部を描いている。マリアンナのカミングアウトは、予想は出来たがけっこう衝撃。マリアンナエリとマリアンナ、厳しい事情を抱える2人は、泣きそうになりながらも一緒にいようとする。2人の子どもなりの真剣さに、読者は切実に2人の幸せを願わずにはいられない。途中は切ないが、最後には思いがけないほど心があたたかくなる作品。

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著者プロフィール

東京都生まれ。児童文学作品を中心に幅広く活躍。作品に『赤い実はじけた』(PHP研究所)「ふーことユーレイ」シリーズ『風夢緋伝』(共にポプラ社)『レネット 金色の林檎』(金の星社)『小説キャンディ・キャンディFINAL STORY』(祥伝社)『ラ・プッツン・エル 6階の引きこもり姫』(講談社)など。

「2018年 『窓をあけて、私の詩をきいて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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