([え]2-24)二十面相の呪い 江戸川乱歩・少年探偵24 (ポプラ文庫クラシック え 2-24 少年探偵)
- ポプラ社 (2009年11月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591112427
作品紹介・あらすじ
古代研究所の博士が、世界にたった一つしかないといわれるエジプトの巻き物を手に入れた。しかし、その直後に、閉めきった研究所の一室から、ひとりの大学生が消える。密室の謎解きに乗りだす明智探偵。そして、部屋では異変が起こり始める!「黄金の虎」を同時収録。
感想・レビュー・書評
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二本立て、
「黄金の虎」は魔法博士こと雲井良太、明智先生のお墨付きの人と少年団があそぶ異色譚。いや二十面相だろ、とおもうが笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第24弾。
本書は『二十面相の呪い』と『黄金の虎』の2本立て!
『二十面相の呪い』は、古代エジプトの経文が書かれた巻物と真珠のゾウを狙う二十面相と、明智探偵の知恵比べの話です。いつも同じ手口で逃げられてしまう間抜けな警官たち。二十面相が手錠抜けの名人だってことくらい、警察内で共有しておこうよ。過去にも護送車を襲撃させて逃亡する奥の手を使っていますが、二十面相らしくないなぁと感じます。
『黄金の虎』は、『妖怪博士』の鍾乳洞の場面と似ているところがありますが、魔法博士と少年たちの知恵比べは面白かったです。 -
古代研究所の博士が、世界にたった一つしかないといわれるエジプトの巻き物を手に入れた。しかし、その直後に、閉めきった研究所の一室から、ひとりの大学生が消える。密室の謎解きに乗りだす明智探偵。そして、部屋では異変が起こり始める!「黄金の虎」を同時収録。
【巻末エッセイ/近藤史恵】 -
味方と思っていた人たちがどんどん二十面相にかわっていくので、おどろきのれんぞくでした。とくにびっくりした所は松波はかせが二人いた場面です。二十面相のしかけたわなも少し勉強になりました。
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中編「黄金の虎」と合わせた二編を収録。
こっちに出てくるのは良い人の方の魔法博士。
実は二十面相でも全然驚かないが。 -
2つめ。。。最後まで正体が二十面相なのでは?と思った。いや、そうに違いない!!
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『二十面相の呪い』表題作以外に『黄金の虎』も収録。
『二十面相の呪い』いつもの通りの二十面相。明智先生も活躍されてポケット小僧も出てくるよ。あの宙を浮く手首のトリックにはちょっと驚愕。
『黄金の虎』 これ、フットレルの某名作短編の翻案っぽい気が?魔法博士が妙に良い奴だったり、少年探偵団の活躍が、過去作のどこかで見たことのあるシーン連発(鍾乳洞の辺りとか)で、何とも不思議な作品。 -
【収録作品】
二十面相の呪い(1960年発表)
黄金の虎(1955年発表) -
2010.08.01 読破
巻末エッセイ/近藤史恵