(P[ま]3-1)きみはジョッキー (ポプラ文庫ピュアフル ま 3-1)
- ポプラ社 (2010年7月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591119730
作品紹介・あらすじ
あきらめるにはまだ早い――
逆境に勝つ! 青春スポーツ小説
怪我が原因で、サッカー選手という幼い頃からの夢を失った山辺啓。
そんな啓の前に、廃止寸前の地方競馬場の新人女性騎手、新川奈津が現れた。
ひたむきな奈津の姿に心動かされ、もう一度熱い気持ちを取り戻した啓は、
彼女を支えるため厩務員になることを決意する。
逆境でもあきらめずに夢を追い続ける若者の姿を描いた、
思わず胸が熱くなる青春スポーツ小説、文庫オリジナルで登場!
〈解説・吉田伸子〉
感想・レビュー・書評
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後楽園のとある本屋で見つけた一冊。
題名が示すとおりに競馬騎手の物語となります、地方競馬の。
文体は軽やかでさらっと読めましたが、なかなかに重いテーマも感じたり。
- 大切なのは、自分の選択が正しくなるよう、全力を尽くすこと。
物語は序章といったところで終わっていますが、続きが気になります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
競馬ライトノベル上巻、というのが印象としては強い。
話自体は連作であるがそれぞれ完結している。テンポもよいが、人物の描写が随分あっさりしており入り込めない。 -
父親が事業に失敗し引きこもり酒に溺れ、
自分は怪我と親の失業とで高校を中退して好きなサッカーも
諦めてバイトの毎日を送っていた。
そんなある日、バイト明けの道で出会った、折れた腕で
走っている自分と同年代の女性に声をかけたことから、
今まで縁の無かった地方競馬の現実に飛び込んでしまう。
女性騎手、潰れるのが決まっている地方競馬場、
なんとか経営している牧場、色々な立場の人たちが
描かれています。
続編が気になるところ、この二人の間はどうなって
いくんでしょう?地方競馬は? -
地方競馬を題材にした青春小説。さらっと読める。ちょっとあっさりし過ぎて物足りなさもあり。
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4〜3
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7
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地方競馬の若い厩務員を主人公とした競馬小説。
競馬関連の描写に違和感を感じる箇所が少なく、また登場人物のキャラクター設定が非常にわかりやすいため、全般的に読み易かったが、ヒロインのジョッキーが経験も少ないのにやたら騎乗が巧い点等々、設定に少し無理も感じられた。
ストーリー的にも、いかにも中途半端なところで終わってしまったが、シリーズもののようなので、次作以降に期待。 -
主人公は確かに成長してるんですが、苦悩や成功がきちんと描かれていないせいか、なんだかさらっと読み終えてしまって、これで終わり?という感じでした。
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ジョッキーの続編かと思って手に取ったら、舞台は地方競馬に代わり、主人公もジョッキーを見守る厩務員、前作のような明るさが影を潜めている。少し暗い感じがしてならなかった。量もかなり少ない。クライマックスが全日本2歳優駿というのは個人的にはかなりツボだったのだが、川崎競馬場の狭さが乗り移ってしまったかのようなレース描写にがっかり。そりゃないよ的ストーリー展開も減点要素。期待が大きかっただけに尻つぼみという感じがしてならない。