阿寒に果つ (ポプラ文庫 わ 1-9)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (455ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591122792

作品紹介・あらすじ

汚れながらも純潔を守り、18歳で夭折した天才美少女画家時任純子。著者の自伝的な要素を踏まえながら、一人の女性への思いを綴った悲恋小説の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 作者が初めて付き合った異性、若き女性画家として名をはせていた(らしい…)加清純子さんは、18歳で自殺して亡くなったそうです。
    彼女の遺体が春に阿寒湖で見つかり、その後20年経った後、彼女をとりまく男性たち5人と実姉の意見をもとに彼女はなぜ死んだのかを描こうとした私的小説です。

    う~ん…。
    若くて美しく才能ある女性が成功するのに、どうして父親くらい歳の離れた師匠の性愛を受けなくちゃならないんだろう…。
    ヒロインさんが精神的に病んでいて、読んでいてとても疲れるお話でした。
    読後感も悪かったです。

  • 20年前、読んで作者にはまりました。阿寒湖にも行って想いを馳せたものです。

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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