冬の童話 (ポプラ文庫)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (571ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591126974

感想・レビュー・書評

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  • 冬の童話というより大人の童話という感じがしました。
    こんな純愛があって欲しい。
    現実にあるわけないから童話なんですよね。
    そう思うのは自分だけかな。

  • 白川道の小説はあまりにうまいことことが運びすぎるところはあるけれど嫌いじゃない。

    人生に何度かそういう時はある。

    そして、普通に生活していたら出会わない二人が何かの拍子に出会ってしまうこともある。

    そういうところから始まったお話。


    ハッピーエンドでないほうが純愛でいられるのかもしれない。

    本人が幸せならそれが一番。


    恋愛も人生も密度って大事だと思う。

  •  48歳と21歳か〜…うーん、まぁあるっちゃあるか。と、まぁそこはヨシとして。この文庫、嵩が結構あるので、読了まで時間かかるかな? と思っていたのですが、スラスラと一気に読めました。ということは、なかなかおもしろく読めたということの気がしますが、「恋愛小説」は主人公の二人のどちらかを病気にしたり殺せば(病気で死なせればの意)良い。「お涙頂戴!」みたいな慣習はなんとかならないものか…。
     そして21歳の女性に自分のことを自分の名前で呼ばせるのはちょっとキモチワルイ。いるっちゃいるんですけどね。。。小説でまでやられるとやだなぁ。

  • 出版社社長の聖人と、化粧品会社の派遣社員そら。
    立場こそ違えど、孤独な心の傷を抱える二人が近付き、ほどけてゆく姿が愛おしい。

    個人的には、こういう形の結末は安易なので好きではない。
    せっかくの希望は、皆であたためていって欲しいと願わずにいられないからだ。

    よくあるカタチではあるものの、聖人視点から語られる出版業界への見通しに私も考えさせられてしまった。
    また、そらの純真無垢な姿も可愛らしい。

    だからこそ(笑)
    やっぱり結末が苦しすぎる。

白川道の作品

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