シルバー川柳 誕生日ローソク吹いて立ちくらみ

  • ポプラ社
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感想 : 88
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591130728

作品紹介・あらすじ

物忘れも、医者通いも、はたまたビミョーな夫婦関係も。傑作川柳、めでたく八十八本あがりました。

感想・レビュー・書評

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  • audiobook.jp の聴き放題に来ていたので聞いてみたら、意外と面白かった。

    内容は言うまでもなく、老人たちによる川柳。収録作品のほとんどは自虐的な、ブラックユーモア。

    個人的に一番笑えたのは「お迎えは どこから来るのと 孫が聞く」かなw 特に、渋い声の声優さんが読み上げてくれるのが余計に面白かった。

    たまにはこういう本もいいね。実際に買うほどでもないけど。

    (書評ブログもよろしくお願いします)
    https://www.everyday-book-reviews.com/entry/2022/04/16/%E3%80%90%E8%81%B4%E3%81%8F%E8%AA%AD%E6%9B%B8%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%80%91%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E5%B7%9D%E6%9F%B3_%E2%88%92_%E5%85%A8%E5%9B%BD%E6%9C%89%E6%96%99

  • 目に入った表紙の一句がなんだか面白くて、つい手にとってしまった。

    「誕生日 ろうそく吹いて たちくらみ」

    くすっ。

    パラパラ開いていくつか読んでみると、
    どれもこれも
    直視したくない「老い」を
    逆にネタにしては「笑い」に変える、と言う
    強かさ…
    いや、
    明るさでピカッピカに輝いていた。

    こんな面白い川柳を詠める年のとり方をしていきたいものだな~

    「起きたけど 寝るまで特に 用もなし」

    の~んびりしていて羨ましい一日です。

  • 図書館の企画コーナーに出ていた本。
    9月には敬老の日があるから?

    歳を取るとおかしなことが増えるのね。
    言い間違いや聞き間違い、なんにもないところで躓いたり、何かを探していたのにその何かを忘れたり。
    ちょっぴり覚えのあることが詠まれていると「ふふふ」と笑ってしまいます。
    確かに、病院でも
    「それは老化だな」
    と言われることも年々増えてくるしね〜。
    近頃は、
    「老化ですかね?」
    と先を越されぬように言ってみたり。
    歳相応に毎日を楽しみ暮らしていけたらいいな。
    シルバーと呼ばれるにはまだ早いけど。

  • 話題のシルバー川柳、手に取って良さがわかった♪
    思わずに口元が、緩み 凄く元気もらえる、そんな川柳。

    お年寄りと接してこられた方々やご本人か?
    たくさんの応募数の中からの作品とあって、
    素敵な作品が沢山。

    接してるから、頷けたり笑えたり、自分もヤバいと思わせられたりと、心身に疲れきった時、拝読すると
    最高に元気にさせられるそんな本です♪

    決して、侮辱しているのではなく 
    いつかは誰しも経験する道ととらえられる。

    また、読みたいな(^_-)

  • 久しぶりに本で爆笑しました。めっちゃ面白かった。そうしてる様子が周りにいる高齢者のお陰で想像できるから、すぐ言ってる意味がわかりました。超少子高齢化社会、こんなことがどんどん増えていくんだろうなぁっておもうと、少しだけ気が楽になる気がします。高齢者が増えるって、もっと深刻かと思ったけど、こんな話があるなら、ちょっとこんな社会も面白いかもしれません。けど、電車で席譲った時は、素直に譲られといてほしいな。気を使って譲ったんやから、空いたその席が無駄でしょ?

  • パワーのある句から病院、日常に感じる老いを川柳で笑い飛ばしている本。

    何だかパワーを貰いました。

  • 老後のアレやコレやを笑い飛ばす、珠玉のシルバー川柳88首。
    まず表紙の「誕生日 ローソク吹いて 立ちくらみ」に全部持っていかれました!(笑)ベテランの方々の、懐の深い喜怒哀楽が心にしみます(ときおりふき出します)。88首というのも「もうちょっと読みたい!」と思えてちょうどいい。ユーモアが大好きな祖母に贈りたくなりました。

  • 『女子会川柳』つながりで一緒に購入。
    印象的だったのは次の一句。

     「孫の声 二人受話器に 頬を寄せ」

    もうちょっと 電話しようと 子と共に、な感じで。

  • サラリーマン川柳以外にこんな分野が有るのは知らなかった。しみじみとして凄く面白い。 しかし!明日は我が身!
    「立ち上がり 用を忘れて 立ち尽くし」
    よく有ります。年取ったな~。

  • 昨日、電子書籍端末買ったばかりだけど

    本屋で立ち読みしながら笑い出しそうになって、
    実家の母親が絶対喜ぶと思い購入。

    挿絵も素敵で絵本みたい♪

    やっぱりこの手のものは紙の本じゃなくちゃねー

  • 高齢の母と、笑いながら共感して読めました。
    身につまされる現実でありながらも、
    うなづける仲間がいることで、元気をもらえたというか、
    安心感に浸って笑えたのは、いいとこ。

    改札を 通れずよく見りゃ 診察券

    これには、私も思わずあるあるとうなづいてしまいました。
    おしゃべりしながら、お財布からとんでもないカードを
    出してしまうことも、たま~にあるもので。

    老いと直面して、笑うに笑えない川柳もあったけれど、
    全体的には、微笑ましい印象が強かったですね。

  • 2012年で12回を数え、11万句を超えてるそうだ。HPで昔のものを読むとそんなに面白くないのだが、最近は自虐ぶりの腕があがってる。量の関係もあるのだろうがそれだけゆとりが出てきたのだろう。

    しかし一ページ一句はないよなと思う。もっと読みたいものです。
    ベスト10を選ぶと
    起きたけど寝るまでとくに用もなし
    目覚ましのベルはまだかと起きて待つ
    湯加減をしょっちゅう聞くなわしゃ無事だ
    万歩計半分以上は探しもの
    「いらっしゃ」孫を迎えて諭吉去る
    飲み代が酒から薬にかわる年
    クラス会食後は薬の説明会
    孫帰り妻とひっそり茶漬け食う
    ご無沙汰を故人がつなぐ葬祭場
    定年だ今日から黒を黒と言う

  • 川柳を読んで、思わず吹いてしまいつつも、着実にその境遇に近づいている自分に危惧してしまいます。

    すでに12回(12年)も応募・選考会がされているのですね。本書はその中からよりすぐりの川柳を紹介しています。過去の入選作品はこちらのページ(http://www.yurokyo.or.jp/news/silversenryu.html)から参照できます。

  • 老いを明るく受け止める。
    とてもポジティブだと思います。
    誰もがいつか通る道、出来るならこの本の方々のように明るく歩んでいきたいものですね。

  • 子供でもあーわかるーーって思った

    • kinutinesisさん
      あ、これ見せたやつ? ふふふ。 ウケルよね。
      あ、これ見せたやつ? ふふふ。 ウケルよね。
      2012/11/13
  • 早速1句、「川柳の 話題提供 感謝され」

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 暇つぶしにゆるっとさくっと読める本です。なるほどなと思ったり、ちょっと切ない気持ちになったりしながら読みました。
    こんな川柳を詠んだり聞いたりして、ガハハと笑える歳の取り方をしたいです。

  • ほとんど自虐ネタですが、上手いこと考えるね

  • 大きな字で川柳が書いてあり、味のある絵が所々に挟まれています。面白いんだけど、ちょっと切なくなる。老いを楽しめるといいな。

  • この本では、シルバーをこう定義しています。
    シルバーとは、和製英語で「老年世代」をさす。頭が白髪(シルバー)になることからの連想で、語源は日本の鉄道における「シルバーシート」から。
    多くの経験を積み、さまざまな物事に熟達しているとされるシルバー世代。いっぽう加齢に伴い、心身機能の衰えに悩むことも多い。

    そんなシルバー世代の暮らしぶりや想いをもっとリアルに伝えたい、ということで生まれたのが、今年で12回目を迎えるシルバー川柳作品の公募で、この本は、その名作選です。

    好きな作品を3つだけ抜粋します。
    <湯加減を しゅっちゅう聞くな わしゃ無事だ>岐阜県の男性
    <恋かなと 思っていたら 不整脈>福岡県の75才男性
    <孫帰り 妻とひっそり 茶漬け食う>奈良県の66歳男性
                        
     自分がどんな人間でいたいのかを心の軸にちゃんと置いて暮らしたいな、こんなふうに色んなことを受け入れて微笑む暮らしをしたいなと思う本です

  • 笑えるというより、すでに「身につまされる」歳となっていますが、微妙に元気をくれる本です。

  • なぁお前 はいてるパンツ 俺のだが

    笑った(* ´艸`)クスクス、上手いなぁ。

  • 次の一句が面白い。
    老の恋 惚(ほ)れる惚(ぼ)けるも 同じ文字

  • 納得するもの、笑えるもの、いろいろとシルバー世代の笑いのセンスに脱帽です。

  • いろんな川柳のシリーズなどありますが、シルバー川柳が一番好きです!(^-^) もう降参です(^-^)

  • 老いもそれなりに楽しい。

  • 哀愁とユーモアが融合したケッサク揃いで面白かった。

  • ほっこり。
    どうせならおもしろおかしく老いを表現。

  • 両親から借りて読んだ本。読んでいてクスリと笑える川柳がたくさん掲載されていて良かった。7ページの「LED」の川柳が一番笑えた。この本を読んで「老人」という意味の「シルバー」の語源を初めて知った。

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