50歳をすぎたら家の整理を始めなさい

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 94
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591131473

作品紹介・あらすじ

趣味を楽しむリビング、からだにやさしい収納。モノとの付き合い方次第で、毎日を明るく、楽しく。とっておきの時間を楽しむための暮らしの知恵が満載。巻末・お試しDIY家具のつくり方。

感想・レビュー・書評

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  • かつて全ての著書を貪り読んだ、敬愛する近藤典子先生の50歳からの片付け本。相変わらずユニークでお茶目で明るいお人柄が滲み出る文章で、ただ読むだけでも楽しめます。が、さすがは典子先生、具体的な図解や解決法が満載で、親の家の片付けや、何をしたいかを基準にキッチンとリビングのバランスを変える、などなど、今から真似したいアイデアもいっぱい。これは50歳を過ぎたら、改めてもう一度読み直さねば!もちろん30代、40代の方にもお勧めです。

  • そうなんだけどね。体力がいりますね。気力もいりますね。どうしたいかなんてそんなにないんですよね。片づけると思うと気が重い。

  • 整理は幾つになっても難しい。捨てる決断が出来ないのだ。

  • 片付けの極意!

  • 親の家を片づける部分が非常に耳に痛かったが、最も参考になった

  • 第2の人生のために 体力のあるうちに!

  • 近藤典子さんの本は図解による実用アイデアが満載のものが多いですが、この本は文字による整理のヒントが中心。とはいえ巻末には「お試しDIY家具の作り方」がまとまっているし、本文の中にもイラスト図解がないわけではありません。

    整理アイデアそのものは他の近藤さんの著書で既に知っているものも多かったですが、これ知らなかったよというのもあれば、人様のお家片付けにまつわる面白いエピソードもあり。特に「4章 気になる親の家のもの」で語られる親の家の片付けをどう進めるか?という話は成るほどと唸りました。お姑さんとの生前のやり取りとお葬式での話は感動的です。

  • ものを預かる時は期限とスペースを決める

    あなたのいらないものは人もいらない

    コレクションものは自分がいなくなったどうすればいいのか決めておくのが大事

    自分の入らないものは親に処分させてはいけない。自分のものは自分で処分

    高い所の収納は危険。出せない場所は、ない場所

    老化に対抗するにはただ一つ。自分で覚えようとしないこと。メモやマップをつくる。

    テーブルの天板裏にタオルバーをとりつけ、トレイをおいて引き出しにする

    すのこは裏返してソファーの下

  • まだ娘達も成人前なので私自身働かなければならないことは十分理解しているつもりですが、冷静に考えると、60歳までにあと11年しかないのも現実です。今年(2013)は、私にとって50歳を迎える準備をする最後の年になります。

    この本の著者である近藤女史によれば、50歳というのは、体力的に無理がきかなくなるのに加えて、家族の形が変わってくる人生の節目にあたるとしています。私も自分に照らし合わせて同感しました。

    そのような私にとって、この本のタイトル「50歳を過ぎたら家の整理~」というのは十分に私の興味を惹くものでした。本当の私の人生はまだ数十年あるとは思いますが、見方を変えて、社会人として、テニスでシングルスができるほど健康な私として、読書が苦にならない視力を持った私として等と考えた場合、私の寿命もそれほど長くないかもしれません。

    それに応じて、今までは捨てようとしても思い出に浸るだけで、忙しさにかまけて捨てることができなかったものも、そろそろ整理(要るものと要らないものに分けて、要らない物を捨てる)すべき時期に来ていると思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・片づけとは、1)不要なものを処分し、必要なモノだけにする(整理)、2)必要なモノは、使う場所の近くにきちんと納める(収納=整頓)であり、大事なのは1)2)の順番で作業すること、そのためには、その部屋をなんのために使うのかという目的を決めることが大事(p22)

    ・キッチン周りで片づける順番、食品→調理器具→食器→雑貨類→密閉容器(p27)

    ・鍋でもザルでも、使っていないものは理由がある、たいていの場合、あなたが要らないものは他人もいらない(p31)

    ・見える化しなくても良いものは、滅多に使わないけれど、必ず定期的に使うもの(p44)

    ・キッチンの次に整理するのは、玄関、必要最小限の靴のみ出しておく(p46)

    ・家にあるものは6つに分ける、毎日使う・ときどき使う・めったに使わないけれど必要・季節ごとに使う・思いであって捨てられない・コレクション(p55)

    ・思い出の品を整理するとき、それが誰にとっての思い出なのか、どうやって家族に引き継いでいくかを考える(p58)

    ・写真の整理は、最近のものから始める、古い写真から始めると捨てられない(p61)

    ・とっておいて良いものは、励みになる記念品、ため息をつくようなものは捨てる(p79)

    ・どんな服でも3年経過すると古着には値段がつかない、3年着なかった服は処分(p81)

    ・着るか着ないか迷っている服は目につくところに置いておく、それでも着なかったら処分(p86)

    ・処分をするには、その前に処分したスペースをどのように使うかを明確にする(p109)

    ・押入れ整理をするときは、時間(例:1時間)と場所(下の段の右半分等)を決めて、その中身をすべて出してから実行する(p118)

    ・年賀状は今年の分のみ保管して、残りは処分(p126)

    ・要らなそうなものは一カ所にまとめておく、半年経過したら捨てる(p133)

    ・家を12分割して、1か月に1カ所ずつチェック、押入れ(天袋)・押入れ(上下段)・クローセット(左・右)、部屋(3か所)、玄関、キッチン(水回り、食器棚)、リビング、トイレ・洗面所(p177)

    2013年4月14日作成

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著者プロフィール

2000軒以上のお宅の暮らしの悩みを解決した経験から生み出された収納や家事動線、掃除術など近藤流のわかりやすい暮らし提案が好評。
テレビやラジオ、雑誌等のメディアや、講演会、企業との商品開発のコラボレーション等、幅広い分野で活躍中。
空間プロデュースも多数手掛け、暮らし提案型の家を「ケーススタディハウス(CSH)」として、広島・神戸・名古屋・横浜の4ヵ所にて公開中。
収納システム「しまいごこちユニット」も好評展開中。2011(平成23)年4月より使用される小学校高学年用家庭科教科書(「新しい家庭5・6」・東京書籍)では、子供の目線での整理整頓や掃除の方法を提案。

「2013年 『近藤典子の「片づく寸法」図鑑 モノと人のサイズから考える賢い収納術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

近藤典子の作品

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