- Amazon.co.jp ・本 (60ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591134290
作品紹介・あらすじ
「ぼくは、オカメインコ」
著者による新作長編『リボン』から生まれた、もうひとつの物語。
出会いと別れが一羽のオカメインコの視点でつづられる。
GURIPOPOの魅力的な絵で彩られた小さな本。
感想・レビュー・書評
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オカメインコの『リボン』の目線で描かれたお話。
『リボン』では、出逢った様々な人たちに癒しを与えたオカメインコのリボン君。
リボン君が出逢う鳥たち、人たちの下で何をどう感じ取っていたのか。
なんといっても、『リボン』も『つばさのおくりもの』も表紙の絵が可愛いですよねー。小鳥って本当に愛らしい。そして人間にとって、やっぱり憧れの存在ですよね。人間はどうしたって空を飛べませんから。
誰にでも産まれてきた意味、役割、使命がある。
鳥の使命は、誰かの希望になること。
鳥は、平和をはこぶ使者。
こちらも、とっても優しい気持ちになれる一冊でした。
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我が家には最高に可愛い"ぴっちゃん"という名の
鳥がいる♪
ブクログで小川糸さんの『つばさのおくりもの』
というオカメインコ目線で語られる本が
ある事を知り図書館で借りてきた!
我が家のぴっちゃんの気持ちが少しでも
わかるようになるかな♪と軽い気持ちで読んだのですが…60ページからなり、15分程で読み終わるオカメインコ視点で語られる、鳥の半生に泣かされました。予期せぬ心のデトックス(^^)
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こんか短い小説でこんなに感動する本は読んだことない!オカメインコ(だったかな?)がすごくかわいい。
人間に言葉が通じないもどかしさが想像しているよりも辛く感じる。 -
ひとつ前にレビューを書いた、小川糸さんの小説『リボン』を
オカメインコのりぼんの視点から描いた絵本です。
両方お読みになるつもりでしたら、ぜひとも『リボン』を先に!
きっとそのほうが、感動が何倍も深まります。
りぼんを逃がしてしまったことを胸がつぶれるほど悔やみ
必死に探して回るすみれちゃんやひばりをよそに
髪の毛の巣で大切に育てられたこともけろっと忘れ
行く先々でたくさんの人の運命を大きく変えたことにも気づかず、
「鳥のいえ」で出会ったヨウムのおばさんと
初めて鳥として会話が成立したことがうれしくてたまらない、りぼん。
育ててもらった恩だの、関わりを持った人たちの気持ちだのに頓着せず
ひたすら天真爛漫なあたりが、いかにも小鳥らしい。
りぼんを慈しんだ人たちが、思いをこめて教え込んだ言葉が
気配りや思い遣りとは無縁のりぼんの口からふと零れたとき
何のまじりけもないからこそ、その言葉は誰かの救いとなるのです。
「おはよう」や「おかえり」を覚えさせようと、飼っていた小鳥たちに
鳥籠ごしに何度も語りかけた幼い頃を懐かしく思い出してしまいました。 -
著者の別作品「リボン」のアナザーストーリーであることに、最後まで読んでようやく気付いた。平易な言葉と、イラストも沢山挿入されていて、子供でも楽しめる本。
「生きものには、すべてに役割があたえられている。それを、まっとうするのが、人生じゃ」
「いつも同じ場所で見ていてそれを覚えている」木の使命、「翼を持ち誰かの希望になる」鳥の使命、ときて、人間の使命とは果たして何だろうか?と考えた。 -
小説『リボン』のオカメインコからみた、
短いけれど温かいものがギュッと詰まったアナザーストーリー。
また会えたね、リボン。
あの歌を忘れないでいてくれて、ありがとう!
…最後はやはり、じんわり涙です。 -
小川糸さん「りぼん」のスピンオフ。ちょっと大人向け童話かな。
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哲学的な絵本。
リボンのスピンオフだそうなのでそちらも読んでみようかな。小川糸らしい、かなしみもあるけれど優しい小説。挿絵も愛らしく素敵でした。 -
100冊目記念がこの本でよかった!
挿絵も含めとても素敵な一冊。
「リボン」 の派生本だとは知らずに読んだが、挿絵もステキ。鳥好きなさんへの贈り物にもいいサイズ。
『鳥は平和をはこぶ使者だからね』と話すヤエさんが素敵だ。戦争、お母さんの病気、地震も悲しい側面もありつつ、最後は産まれた木に出会える、なんとも温かい話。
次はリボンを読もう❣️