- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591134474
作品紹介・あらすじ
あめがふってきたので
カサをさした、ねずみくん。
ところが、なかまがつぎつぎやってきて、
「カサなんて いらないよ!」
しょんぼりしていた
ねずみくんですが・・・・・・。
心あたたまるラストに、おもわずクスッ!
ロングセラー「ねずみくんの絵本」シリーズの、
記念すべき30巻目の絵本です。
感想・レビュー・書評
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『雨の絵本』二冊目は、「なかえよしを」さんと、「上野紀子」さん夫妻のロングラン作品、
『ねずみくんの絵本』シリーズ30作目の、
「あめあめふれふれ ねずみくん」です。
見返し一面や本編のバックにある空色の明るさや、表紙の絵を囲む、雨を象ったような水色のストライプの爽やかさに、思わず手に取ってしまいたくなる、この絵本は、雨が降ってきたので傘を差した、「ねずみくん」に対して、他の動物たちから、「傘なんか必要ないよ」と言われ続けることで、たちまち凹んでしまう、ねずみくんが何とも切ない。
だが、雨の日に出会う傘を差さない動物といえば、みんな水に慣れた動物であることが推測されるわけだから、そう言われて当然なのではないかと思うでしょう? もちろん私もそう思いましたよ。
では、何故こういう展開なのか?
今回で三冊目となる、ねずみくんの絵本シリーズを読んできた私には、何となく、お約束であったり(出会う動物が回を増す度に大きくなっていくとかね)、読んでいる途中でオチが見えてくることもあって、今回も、もしやと思ったら、案の定でした。
いや、案の定だなんて、言ってはいけない。
何故ならば、それは人と人とが関わり合う上で、かけがえのない至上の喜びであり、シンプルなのに、それぞれの細かい仕種にもよく表れている、上野さんの温かい絵も、それを証明していると思うからです。
そりゃ、そのシーンに言葉なんかいらないよね。
こうしたシーンを見る度に、私は中江夫妻のことを、つい思い浮かべてしまい、別の状況で見ると、こっ恥ずかしく思えるような奥付の落書きも、この絵本では、とても微笑ましく感じられるのだから、不思議なもので、まさしく、ねずみくんにとっては、タイトルの言葉を常に願っているような心境であり、この絵本も雨ならではの嬉しさと、ちょっとの切なさを思い出させてくれる、素敵な作品です。ヒューヒュー♪(´ε` )
(表現古い?)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4歳2ヶ月
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最後の方で、ねみちゃんがやってくるところが好きみたい。目をキラキラさせて喜ぶ。
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ネズミくんは傘を持ってるけど、友達、アシカやゾウ、かめ、アヒル、カバたちはみんな傘なんていらないという。そりゃそうよね、みんな雨の中で暮らしているのだから。でもそんな友達たちが傘を羨ましがることが…シンプルながらも読みやすいストーリーです。
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2021.6.14 特支
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●読み聞かせ。
●雨降ってるのにみんな傘ささないんだね。 -
1歳9か月がお気に入り。絵のみのページをどのように読んでいるかわからず、ついつい補足してしまいます。
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ほっこりする絵本でした^_^