私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな

  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591136201

作品紹介・あらすじ

一生独身(シングルフォーエバー)!?
未婚のプロ、ジェーン・スーに学ぶ新しい結婚指南書!

なかなか結婚できない女性が
知らず知らずのうちにやってしまっていること
101を心の処方箋ともいえる解説&イラストで紹介。
女性はもちろん複雑な女心を知りたい
男性も必読の人間洞察エンターテイメント!

プロポーズされない101の理由
①彼が連れて行ってくれるレストランやショップで必ず空調や店員の態度にケチをつける。
②仕事でヘトヘトな彼を休日のIKEAに連れて行ったことがある。
③ミネラルウォーター以外の水分はとらない。
④誕生日やクリスマスに、彼の好みを変えようとするプレゼントを贈ったことがある(服など)
⑤そもそも私は「彼女」じゃないのかもしれない。
⑥友達からは「とても結婚願望があるように見えない」と言われる。あなたが。
⑦そろそろ「初めて経験すること」が仏門に入ることだけぐらいになってきた。
⑧楽しくて気楽な独身女友達(未婚のプロたち)に囲まれている
⑨車、ゲーム、スポーツなど男の領域に詳しすぎる。
⑩「男に守ってもらいたい」というのは生存していく上での必須条件ではなく、ぜいたく品のカテゴリーに入ると思っている。
⑪彼の方が稼ぎが少ないことをあなたはなんとも思っていないが、ショッピングに一緒に行くとあなただけ大人買いをする。
⑫「アルマゲドン」を見て泣いている彼を馬鹿にした。
⑬ベビーカーはマクラーレン以外ありえないといったことがある。
⑭正直に言えばひとりで生きていける自信がある
⑮ホワイトデーやクリスマス、誕生日に彼があなたをよろこばせるために行ったロマンチックな演出を受け止めなかった。

この本は「ここに書いてあることをやりつづけていると私たちのような未婚のプロになるぞ!」という
警告書です。プロポーズされない101の理由を読んでご自身に思い当たる節があるならば、
反面教師にしていただくもよし、独身をとことん楽しんでやると腹を括っていただくもよし。
未婚のプロ予備軍の方々に笑って楽しんでいただけたら、それだけで本望です。 -ジェーン・スー

感想・レビュー・書評

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  • 自称・未婚のプロ、「独身は麻薬(シングル・イズ・ドラッグ)」と宣うジェーン・スーさんの、切れ味鋭い文章が堪能できる1冊。
    これまで様々な男性との出会いと別れを経験され、現在もシングル・ライフを謳歌されている著者およびご友人が、「なぜ私たちはプロポーズされないのか」という問いへの答えをリストアップしたものが本書の下敷きになっているとのこと。

    数々のエピソードをけらけら笑いながら読みつつも、100%笑い飛ばせない…と苦笑い。
    「私もやったなぁ…」という古傷がうずく瞬間もあり、「ああ、これ私やってる…」と現在進行形の我が身を振り返る瞬間もあり…。
    とりあえず、「どうでもいいことでも、勝つまで口論してしまう」のはやめようと思います。。。

    ユーモアたっぷりのサヲリブラウンさんのイラストにも、何度もにやにやさせられました。

  • ・・・はい、私が悪うございました。傲岸不遜でした。

    刺さるなぁ。
    ジェーン・スー(日本人)と仲良くなれそうな自分に危機感を覚えています。

  • 刺激的なタイトルと不可思議なペンネームに惹かれて購入。
    最初はクスクス笑いつつ、通し番号60を過ぎたあたりから若干苦しくなりつつ読破。
    結果、自分の立ち位置がとてもよく分かりました。
    ジェーン(※日本人)曰く、

    仕事もできて遊びも知っていて、下手したら語学もちょっとできて、話題のレストランでいいものも食べているような馬力と稼ぎのある女は、男から見たら無敵艦隊。
    かわいらしくポカスカと男の方を叩いたつもりが、不覚にも相手の顎を正確にとらえて男はノックダウン。我々はヘビー級王者、マイク・タイソンだということを決して忘れるな。

    なるほど。
    薄々勘付いていたけれど、やっぱり怖がられていたのか。
    納得しつつも今のところ路線変更する気もないので、
    ドクターXの米倉涼子を見習って、強く生きていきます!

  • やだ、もうほっといてよ!誰よ!私のこと調べて書くのは!!と節々に感じる本でした。涙

  • だから未婚のプロはいつまでも結婚できないんだ~!と自虐ネタを披露しつつも、「大人になったら結婚するのが当たり前。結婚して一人前」という社会圧に対して、それは古い価値観だよね、とカウンターパンチを喰らわせる本。

    パートナーとの付き合い方を女性視点から考察していく形式だったけど、恋愛関係だけじゃなく、友人との付き合い方として考えてもそっくり置き換えられることが多かった。マウンティングしない、とか、依存しない、とか。

    名文だなあと思った箇所を引用する。

    ”「女は家事ができて当たり前」「家事ができる方が女の価値は高い」という、顔をしかめたくなるような社会通念はいまだに存在します。しかし、女は家で家事をするもの、男は外へ働きに行くものという固定観念のアンチテーゼとして「私は家事全般ができないことを、まったく悪いと思っていません!」と言うのならば、男に対しても固定観念を押しつけないことです。そうでなければ、イーブンではない。”(P209より引用)

    人間関係において全くの対等というのは難しいのかもしれないけれど、それでもイーブンな関係を築けるように歩み寄る必要性を感じる。
    周囲の人間は自分のために生きているわけではない、ということを忘れてはいけないのだ。

  • 最初の法則で『はいアウト‼︎! 未婚のプロ確定で〜す(・ω・)ノ』でしたがな(笑)。

    そうなると残り100の法則は全く以て無駄なので
    ここで読むのを止めるっていう選択肢もなくはないのだが
    それもあんまりなので後学の為に読んでみた。
    まぁ今更後学でもないんだけど。

    で。
    最後まで読んでみて思い当たる節がザクザクと(笑)。
    最初のがなくてもこりゃあたし結婚できないわ(爆)。
    頻繁に出てくるフレーズでグサッときたのが
    『女友達にしない方がいいことはオトコにもしない方がいい』。
    至極名言だが、よく考えると当たり前のこと。
    プロポーズ云々ばかりでなく、人として
    というか現代日本で社会生活を送る者としての心得と
    人との距離の取り方を伝授されたような気がする。
    なんつーか、社会人として上手くバランスを取れる人が
    結婚向きなのかなぁなんて。

  • タイトル負けして内容にガッカリする本て多いけど、これは笑った〜。自分に彼氏がいたらおそらくやってしまうであろう未婚へのアプローチの数々…。それでもSingle is Dragなんだよなあ。

  • 女性にだけ読ませるのは本当にもったいない!!世の中の男性諸君こそ女性心理を知るために読むべきだと思う。

  • 「頼まれてもいないものを買っていく」トイレットペーパー、ティッシュペーパー、切れていた電球、翌日の朝食。  廊下の電球を付け替え、そこらをささっと掃除する。オカンか!に笑った笑った。つい3日前にやったばかりだよ。息子の部屋だけどな。

    夫が一言「これをうのみにするな。男の視点が入っていないから」

    確かに。

    都会でそれなりの収入があったら楽しい独身生活が送れるというものです。

  • リーの対極にスーがいる。自慢話の究極が自虐話であると考えるのは間違っている。二谷友里恵の「愛される理由」に対して、この本が自虐的であるかと言えばまったくそんなことはない。自慢話の対極は、冷静なメタ視線なのである。そのメタ視線によって解きほぐされる未婚のプロたちの姿に時にうなずき、ときにおののき、楽しく読んでしまえる。

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著者プロフィール

1973年、東京都出身。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティー。『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月~木曜午前11時TBSラジオ)に出演中。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で講談社エッセイ賞を受賞。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)、『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮社)、『これでもいいのだ』(中央公論新社)、『ひとまず上出来』(文藝春秋)、『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)など。

「2022年 『OVER THE SUN 公式互助会本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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