国語教科書にでてくる物語 5年生・6年生 (ポプラポケット文庫 808-3)

著者 : 齋藤孝

• ポプラ社 (2015年1月2日発売)

感想・レビュー・書評

[ruko-uさんの感想 · 2021年1月9日]

向田邦子さんの「字のない葉書」ってどんな話かな、と思って探していたらここに収録されてることを発見し図書館にて。
他の本にもその話自体は入っていましたが、ここには昔読んだ懐かしい話や教科書で読んだけどどんな話だったけなというものもたくさん入っていたのでこちらを借りました。

さすが教科書に入っている物語だけあり、どの話もグッと来るところや考えさせられる内容です。
物語の要点を考えるコラムもあり、これは長い文章を読めない子供の感想文用にも使えるなと思いました。大人が読んでももちろんすごく読みごたえを感じると思います。

向田さんの話は読んだことのある話でした。
読んでみて「ああ、この話だったのか！｣と。タイトル知らなかったんだなと。
きつねの窓や大造じいさんとガンなど、教科書で読んだけど内容を忘れてしまっているものや、ブレーメンの音楽隊ややまなしのように読んでるはずなのに全然読んだ記憶がないものもあり、新鮮な気持ちで読めました。

一番染みたのはヒロシマの歌、でしょうか。
大人になって教科書で触れた物語を振り返るのも乙なものです。

[chokokupoさんの感想 · 2021年10月18日]

きつねの窓
ききょう屋という単語で小学生の時に読んだ物語だと思い出しました。懐かしくも切ないお話。
読んだことのないお話もたくさん。

[なおきさんの感想 · 2018年11月5日]

http://naokis.doorblog.jp/archives/5th_6th_grade.html『書評』『国語教科書にでてくる物語 5年生・6年生』 : なおきのブログ

＜目次＞
５年生もくじ
飴だま　新美南吉
ブレーメンの町の音楽隊　グリム童話　高橋健二訳
とうちゃんの凧　長崎源之助
トゥーチカと飴　佐藤雅彦
大造じいさんとガン　椋鳩十
注文の多い料理店　宮沢賢治
わらぐつのなかの神様　杉みき子
世界じゅうの海が　まざあ・ぐうす　北原白秋訳
雪　三好達治
素朴な琴　八木重吉

６年生もくじ
海のいのち　立松和平
仙人　芥川龍之介
やまなし　宮沢賢治
変身したミンミンゼミ　河合雅雄
ヒロシマの歌　今西祐行
柿山伏　狂言
字のない葉書　向田邦子
きつねの窓　安房直子
ロシアパン　高橋正亮
初めての魚釣り　阿部夏丸


2017.03.09　読書開始
2017.03.12　読了

[露骨さんの感想 · 2014年11月11日]

3年生・4年生から引き続き戦争に関係したツラい話がチラチラあった。ツラい…。また小学生も高学年になると詩が国語教科書に出てくるということで詩は高度だなと思いつつ子供の頃に詩を読んでもつまんねーなとしか思わなかったことを思い出した。

著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる！　要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。