- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591141670
作品紹介・あらすじ
森三中・大島美幸が“オッサン”役で主演し、カナダ・モントリオールで開かれた「第18回ファンタジア国際映画祭」で、見事最優秀女優賞を獲得した話題の映画「福福荘の福ちゃん」。その脚本と監督を担当した藤田容介が自ら手がけた小説版です! 巻末に、映画にも登場する写真集を特典として収録しています!
【内容】東京の下町で塗装職人として働く福ちゃんは、上京以来十数年、ボロアパート「福福荘」で暮らしている。心優しい福ちゃんは、みんなの人気者だが、ある事情
から恋愛にはかなりオクテ。ある日、見知らぬ美女が福ちゃんを訪ねてくる。その名前を聞いて福ちゃんは驚愕する……。
感想・レビュー・書評
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森三中の大島美幸さんが福ちゃん役を務めたとのことで、表紙が大島さん。
福ちゃんの気のいいおっさんぶりが素敵でした。
自分の暗い過去、トラウマによって自分の容姿に自信を持てない福ちゃんは自分の幸せより、他人の幸せを優先します。
実直で、嘘がない。
どこまでも応援したくなる愛すべきキャラクターです。
トラウマの原因となった同級生と再会することになり、どうなるの?!とハラハラさせられ、福ちゃんがもう傷つきませんように、と祈る気持ちでページをめくりました。
最後は、ちょっと含みを持たせてますが、良い方に展開していきそうで、良かった!
表紙の福ちゃんの写真が強烈な印象を与え、映画は観ていないけれど、読書中、ずっと私の頭の中では丸坊主の大島さんと大島さんの声が消えませんでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
森三中・大島美幸が“オッサン"役で主演し、カナダ・モントリオールで開かれた「第18回ファンタジア国際映画祭」で、見事最優秀女優賞を獲得した話題の映画「福福荘の福ちゃん」。その脚本と監督を担当した藤田容介が自ら手がけた小説版です! 巻末に、映画にも登場する写真集を特典として収録しています!
【内容】東京の下町で塗装職人として働く福ちゃんは、上京以来十数年、ボロアパート「福福荘」で暮らしている。心優しい福ちゃんは、みんなの人気者だが、ある事情
から恋愛にはかなりオクテ。ある日、見知らぬ美女が福ちゃんを訪ねてくる。その名前を聞いて福ちゃんは驚愕する……。 -
帯表
福田辰男。
32歳。
今日、恋、はじめます。
帯裏
福ちゃんの愛称で親しまれている福田辰男の恋を描くほっこり心温まる人情物語。
森三中・大島美幸がオッサンを演じることでも話題の映画を監督自らが小説化。 -
映画「福福荘の福ちゃん」です。
大島美幸がガテン系おっさん?ということで、なんか際物じゃないの? あるいは悪フザケが痛いだけの人情コメディー? とも思ったのですが、あちこちで評判がいいので見にいってみたら…。(#^.^#)
ホントに驚いたのだけど、無理なくおっさん化している大島さん。出てくる人たちは、いわゆる“生きることに不器用な”人たちがほとんどで、しかもその不器用さは今の日本の中では陽の目を見ないだろうなぁ、という切なさと重みを伴うもの。でも、それでも生きていけるんだ、とか、生きていかなくちゃ、ではなく、生きていくんだね、という目線が静かに沁みてきてね。
大事なことも、ちょっとしたことも、そっか、こう言えばいいのか、とすとんとくる落ち着いた台詞のやりとりがとてもよかった。こんなに押しつけがましさのない善言ってなかなか出会えないのでは、と、見ている最中から、いいじゃん! と嬉しかったし。
大島美幸は無理なく、不細工なおっさんを演じていて、正直、彼女の女芸人とのして芸風は好きなものではなかったのだけど、やられた・・・という感じです。
脇の人たちもみんな好演で、脇とも言えないようなほんのちょっとの役で出てきた自称“ちょっと鬱の入っている”女性が、うんうん、わかるよ、という存在感で気持ちの中に残っています。衣装も佇まいも今現在をそのままで語ってくれている気がして、じわんときた。
そうそう、変人を演じるのに疲れた、とぼやく編集者も。彼もほんのちょっとの役だったのに、すごく印象深かった。
藤田容介監督って全然存じ上げない方だったのだけど、これから追いかけたいです!(#^.^#)
久々のブクログは映画の感想になってしまいました。
長いこと留守にしてしまいましたが、その間に、フォローしてくださったり、イイネ!をくださったりした方々がいらしたことに御礼申し上げます。<m(__)m><m(__)m> また、ぽつりぽつりと感想を書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。-
わー、じゅんさん!お久しぶりです!
せっかく誘ってくださったmixiの方、ほったらかしててスミマセン(身を縮めている様子を想像してお読みく...わー、じゅんさん!お久しぶりです!
せっかく誘ってくださったmixiの方、ほったらかしててスミマセン(身を縮めている様子を想像してお読みください)。またこちらでも楽しいレビューをお願いしますね!
じゅんさんも書かれているように、この映画「大島美幸さんがおじさんって、話題作り?安直だなあ」なーんて横目で見てたんですが、へぇ~、面白そうですね。観ようかなと思って調べたら、上映館が少なくて、なんと大阪はなし。うーん、DVDで観るかな。
評判がいいようですね。先入観は禁物ってことでしょうか。
2015/02/01 -
たまもひさん、コメントありがとうございます! いえいえ、私もすっかりこちらにはご無沙汰でお恥ずかしい限り。またぽつりぽつりと書いていければ、...たまもひさん、コメントありがとうございます! いえいえ、私もすっかりこちらにはご無沙汰でお恥ずかしい限り。またぽつりぽつりと書いていければ、と思っております。
新潟でも私が行った回のお客はたった3人!なんか、ドタバタの安っぽい映画だと思われたんじゃないかな、というか、私もそう心配しながら見に行ったんだけど。新聞の評でとても褒めていたんですよ。半信半疑で行ってみたところ、大当たりだったという。(#^.^#)
そうですね、DVDででもぜひ!と言わせてください。2015/02/02
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