([し]10-1)私たちがプロポーズされないのには、101の (ポプラ文庫 し 10-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591146552

感想・レビュー・書評

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  • これは男の気持ちを代弁してる。是非読んでもらいたい。

  • 『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』が面白すぎたので、ジェーン・スーさんの本をもっと読んでみたくなり。
    うーんまぁ『貴様いつまで~』が面白すぎましたが、
    でもやはりこの方の考察&言い回しは、色々ツボでした。

    以下、印象的だったところ。
    ・「そのまま外圧結婚しろ。君たちお似合いだ!」(p.39)
    ・「『友達と食事に行く』と決まったら、女は瞬時に店探しを始めます。」(p.54)
    ・「『女友達』には、同じことはしないはずです。」(p.57)
    ・「私たちのポカスカは、不覚にも相手の顎を正確にとらえて男はノックダウン。我々はヘビー級の王者、マイク・タイソンであることを決して忘れてはいけません。」(p.67)
    ・「ご指摘どおり、よく考えてみたら頼まれちゃいない。私たち未婚のプロは、頼まれもしないことまでやるのが大得意!」(p.79)
    ・「男女にかかわらず、熱心に働いていればいるほど、自分の仕事人生を他人にプロデュースされるのは嫌なものです。」(p.97)
    ・「女が自己都合を最優先させているか、男にわかりやすい説明をしていないかのどちらか」(p.125)
    ・「そこは笑いをとって、盛り上げなくてもよいのであった。」(p.136)
    ・「あいつら風邪ひきたいんですよ、飲みすぎて、翌日を台無しにしたいんですよ。(中略)私たちが、太るとわかってデザートを頼むのと一緒なんじゃないか」(p.158)
    ・「なにごとも期待が小さければ、裏切られることも少ない。」(p.200)
    ・「性別に関係なく、なりたいものには努力次第でなれるという教育を受け、男女格差ない社会を目指すようになった現在、30年前の『女のプライド』と、今の『女のプライド』はかなり違うものだと思います。」(p.224)

    自分の女性性をうまく扱いきれないまま、あれよあれよとアラサーになって、
    どこから見ても男でもなけりゃ女子でもない「大人の女性」というカテゴリに入ってしまって、
    自分は、少女期から思春期を経て女性として順調に成長できなかった、劣等生・欠陥品なのだと思ってきましたが、
    まぁたとえ成育失敗だったとしても、卑屈になりすぎず開き直ることもなく、
    反省すべきところは反省し、明るく楽しく生きていけばいいですな。
    "男は35億"いますし、蓼食う虫もいれば、ご縁があれば
    、割れ鍋に綴じ蓋が見つかることもありますからね。

  • あった、あった。いっぱいあった。うなづくうなづく。私だけの理由と思ってた、「結婚はしたいけれど、はっきり言って男が苦手」までランクイン(笑)普遍の一冊だと思う。「そろそろ初めて経験する事が仏門に入る事くらいになってきた」「ちょっといい感じになった人とご飯に行って、ご馳走されるとキョドる」「正直に言えば、1人で生きていける自信がある」「あなたはこの辺で手を打とうと思っているが、彼はそう思っていない」

  • 未婚のプロが語るプロポーズされない101の理由。適度な隙って大事だし、クラシアンみたいに電話1本ですぐ駆けつけてはいけないし、相手を無理に変えることはできない。便座が上がりっぱなしだと、本当におしりハマって大変だった(男性にはわかっていただきたい)。これができてないから結婚できないとかじゃないけど、多く原因にはなっているだろうなと既婚者は思った。素直にならなきゃ損な場面もあるなと過去を思い返していた。

  • 読めば読むほどよく結婚できたなと自分の過去を思い出してゾッとしました(笑)でも未婚のプロ、すっごく楽しそうなんですけど。面白かったです。

  • 結局、女友達にやらないことは男性にもやってはいけない
    っていう道徳的な教えが大事であると。納得。。分かってるんだけど。分かってるんだけどなあとは思いつつ、行動にできるかといえばあやしすぎる。
    そんな私は半分くらい当てはまってますよ。

  • 独身は麻薬(シングルイズドラッグ)
    まさにそうだなと思う。
    結婚はしたいけど、現在の自由気ままな生活を捨ててまで、したいのか?って聞かれると、ちょっと悩んでしまう。
    プロポーズされない101の理由、自分自身にも当てはまるものがたくさんありました。

  • 既婚者だけど未婚女子の魂は残っているので、興味津々で読んだ。やっぱりジェーン・スーは面白い。文章に力がある。ただ内容は1割ぐらいしか共感できなかった。だって作者たちって恋愛経験が豊富でステイタスが高い女性なのよ。
    私の周りには恋愛経験もステイタスもほぼゼロの夢見るオバサンしか見当たらないのだわ。「この本読んで」って勧めたらヒステリックに叩き返されるのがオチ。
    「私たちに彼氏ができないのには、101の理由があってだな」と言う本も出さなきゃダメだわよ。
    きょうび彼氏ができただけでも勝ち組じゃね?
    ほんと、だって男も女もめんどくさい生き物なのよ。賢くなきゃ負のスパイラルから抜け出せませんって。

  • この人でいいか、のこちらの妥協は結婚できない
    結婚しないという相手を尊重して、一切連絡取らない友達にも愚痴らない。その方が結婚している。

  • 独身はドラッグ、まさに真実でございます。

    しなくてすむんだったらそれですませたい、厄介なしろものが結婚。そこそこ稼いで、自分に自由になる時間とお金がある、それを使って自分のペースで好きなことを愉しむ生活をあきらめる理由ってなかなかない。

    まぁ日本で子供をもちたい人は、結婚しないまま出産、子育てをするのは法的にも社会保障や福祉面+世間的にもとても難しい環境なのでそのために結婚が必要というのが現状ではありますが。

    恋愛を基盤に幸せな結婚っていう展開は大方、たてまえというかぶっちゃけ共同幻想じゃないでしょうかね。「婚活」関連のアドバイスとかみてるとますますそう思う。

    この本を読んでいると、おとこって想像以上に面倒くさいというか、メンツにとらわれがちなのだなと思う。浮気する=家庭や結婚を壊す行為だと感じてない人も多そう。浮気してもばれなきゃ家庭という拠り所はゆるがないと思っているっぽい。

    そのあたりひろいこころでうまく受け止めてやれる人は結婚に向いているんだな。そうでない我々「未婚のプロ」にとっては、趣味や価値観を共有できる、信頼に足るオトナな友人たちがいれば十分。

    世間様はひとりでいることに対していろいろ不安をかきたてたがるものですが、そんなのは結婚せざるをえなかった世代のプロパガンダでしかないのです。未婚=孤独なんてことはないし、結婚していても子供や伴侶と意思の疎通がうまくいかなくて孤立している人もけっこういるんじゃないかなぁ。

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著者プロフィール

1973年、東京都出身。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティー。『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月~木曜午前11時TBSラジオ)に出演中。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で講談社エッセイ賞を受賞。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)、『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮社)、『これでもいいのだ』(中央公論新社)、『ひとまず上出来』(文藝春秋)、『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)など。

「2022年 『OVER THE SUN 公式互助会本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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