サブスクで無料だったのでとりあえず読んでみた

平凡な常識人と無駄にドラマチックな生い立ちの才能あふれる自由人とのバディものお仕事小説

忠犬と気まぐれネコの取り合わせ
テレビドラマ的な構成でわかりやすくハッピーエンド

2025年8月9日

読書状況 読み終わった [2025年8月9日]

3階建ての古いアパート、管理人と住人それぞれの一人称で各自の日常の断片が綴られ、最終的に取り壊しの日にそれまで顔見知りでもなかった皆が大家も含めて集まりなんとなく種明かしとなるお話

語り口だけで年齢とか性格とかしっかり造形できてるの技巧的には旨いなと思う。展開が気になって最後まで一気に読んでしまったけれど、真相は意外にもほのぼのとしたオチで、ふーんそんなもんか、と気が抜けた。

ババヤガの緊張感を期待していたのが間違いだったな。軽く楽しめる人情ものでした

2025年8月9日

読書状況 読み終わった [2025年8月9日]
読書状況 読みたい
読書状況 読みたい

青春と歌
背景や風景がとても丁寧に描かれていて、主人公緑の感情の揺らぎや高揚感、迷いや悩みだけでなく、その街の空気感がしっかり伝わってくる

隙間を読むのが楽しみ

2025年7月6日

読書状況 読み終わった [2025年7月6日]
読書状況 読み終わった [2025年7月6日]

30代、ヒジャブを纏う敬虔な回教徒であり移民でありクィアである日常と生い立ちを真摯に綴った匿名の回顧録

幼いときに生まれた土地を離れ、人種+経済的な格差が様々な壁となって人びとを隔て、女性にはことに抑圧的な環境で育ったことから見えてくるものや、身体や意識下に染みついてしまったもの、大学進学でアメリカにくることになってからの葛藤などを、コーランにでてくる預言者や女性たちの説話?をベースに綴る。移民であること、故郷といえるところが過去にしかないこと、見た目から異物として扱われ常に排除される危険にさらされていること。

日々さまざまなところで傷つけられ、怒り、親しい人との関係性でも自己開示の度合いで葛藤する。本来の自分をだれにどこまで晒しても安全なのか。信心深いムスリムとして、そしてクィアとして、その両方を開示しても安全なコミュニティに出会うまでの孤独の深さは計り知れない。

重い話が中心だけれども、筆致はあくまでも軽快でユーモアにあふれているので読みやすい。パートナーにであうまでのデートの失敗談とか、レズビアンあるあるで苦笑してしまう箇所も多かった。

いつか匿名でなくてもこれを世に出して安全な社会になるといいなと祈りつつ読了

ペーパーバック巻末のRoxanne Gayとの対談もよかった

2025年6月26日

読書状況 読み終わった [2025年6月25日]
カテゴリ 図書館の本
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読書状況 読み終わった [2025年4月27日]
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読書状況 読み終わった [2025年4月18日]

ののとはな
乙女二人の青春の輝きと切なさを描いた話を読んでいると思っていたら、いつのまにか、社会の中の様々な圧力や暴力とそれに抗う覚悟と祈りを綴ったスケールの大きな物語にぐいぐい引き込まれていた

第一部では、女子校というある意味閉ざされた世界で、思春期の恋愛の「二人だけの世界」感の濃密さとそこから見える学校という社会が描かれる。対照的な境遇に生まれ育ち、資質も性格も全く異なる二人が、お互いに深く理解され求められ受容される充足感と多幸感と境界線が溶け合って一体化したと錯覚するほどの親密さを知り、しかしそれはごく一瞬のことで、ある過ちが明るみにでたことがきっかけで深く傷つけあうことになる

手紙という時差のあるやり取りと、授業中にこっそり往復する紙片のやりとりがとても効果的に織り交ぜられて、あの時期特有の熱量とか切なさ、もどかしさが伝わってくる。自分とは何者なのか何を目指して生きてゆくのか模索する中で理解者を得た悦びとそれを失う辛さ。ここまでは、多くのひとが懐かしさや共感を持つ青春の一コマという感じだけれども、大人社会に向ける彼女たちの眼差しの中には、神や祈り、運命について、善悪の拠りどころや社会が個人に求めるものについての考察なども含まれていて、真摯な二人のやりとりに惹き込まれた

第二部は、大学に入ってもう少し広くなった世界で大人への入り口にさしかかった二人がふたたび交わり、そしてそれぞれの路を選びとっていくことでふたたび別れるところまでを描く。ここで、二人の軌跡の記録であり訣別の証でもある手紙の山は、ののからはなへと戻される

そして圧巻の第三部では、それからほぼ20年後、40代になった二人が、高校時代の熱量を取り戻したかのように、濃密な便りのやりとりを再開するのだけれど、ここで綴られる二人が見てきた世界の対比がとても面白い。

ののは、年上の恋人、悦子さんのことから家族というものの抱える歪みを深く考え、仕事で訪れた過疎の進む地方のコミュニティで日本の中にある失われつつある多様性を記憶に留めようと、生活の為の仕事とは別にライフワークを見つける。

はなは、日本の外にでて様々な土地に住み違う文化に適応する年月を重ねつつも、外交官と駐在員社会という濃厚に日本的な世間の内情をドライな観察眼で綴る。そして赴任地アフリカの、資源が豊かな故に貧しい国でポストコロニアルな現実に向き合い、極限ともいえる状況で、守られた場所から外に飛び出していく決断をする

これだけ異なる境遇で暮らす二人は、それぞれ自己の内部の深いところを見つめ、相手を深く理解して受け入れようともがき、世間や社会、そして世界の不条理と対峙していく視点を共有している

決断とともにはなはののに手紙の山を託す

そして返事のこない手紙を書き続けたののが、「考え実践し続けること」の自分なりのその時の答えに向かって行動し始めるところで小説は終わる

この二人が60代になって再会して、老後を共に生きていく続編が読みたいなぁー

2025年4月6日

読書状況 読み終わった [2025年4月6日]
読書状況 いま読んでる

不穏な小説
全然安心ではない

最後まで読むと、どこまでが現実でどこからが妄想なのか、わかっていたと思っていた境目がもしかしたら圧倒的にずれているかもしれない可能性にゾッとする。  

夫は実在したのかなぁ

2025年4月4日

読書状況 読み終わった [2025年3月16日]
読書状況 読みたい
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