- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591150962
感想・レビュー・書評
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山本美香さん、命をかけて伝えたかった事、しっかり受け止めました。ありがとうございます。
☆戦場では身近なところに人の死があり、生がある。
☆人間の心に刻みこまれた憎しみは、何かの拍子に爆発し、暴走するだろう。今はじっとだまって成り行きを見ているイラクの人たちだが、彼らのうけた傷は、いつまでも消える事なく、くすぶり続けるだろう。それでも、毎日はつづいていく。
☆「さぁ、行くよ」 -
図書館本。心にずっしり。平和でありたい、古今東西どの民族も願う方向は同じ。武力での解決は有り得ない。そのメッセージが、長女の琴線にふれて欲しい。
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2012年、取材中のシリアで亡くなったジャーナリストの山本さん。アフガニスタンやイランなどの紛争地を取材。
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あとがきを読んでいると、人前で無かったら泣いてたかもしれない、というくらい涙が湧き上がってきた。
戦場の最前線を写し続けてくれた、彼女の遺産たちに向き合って読んでみようと思った。 -
『力でねじふせるやり方は、
即効性があって、
表面的には効果があるよに見える。
しかし、
人間の心にきざみこまれた憎しみは、
何かのひょうしに爆発し、
暴走するだろう。』
命をかけて世界の戦争の実態を報道するジャーナリスト達。
山本美香さんはその尊い仕事をしている最中に銃撃され、命を奪われた。
世界の現状を見るに、人類は過去の沢山の過ちの歴史から学びつつ成長している、とはとても思えない。これからもどれだけ尊い命が殺戮されなけばいけないのか。そんな遣る瀬ない思いを抱きながらも、どんなちっぽけなことでも自分が出来ることを探していきたい。 -
戦場を映したジャーナリスト、山本美香さんの写真絵本。
絵や写真は、大きくてきれいな印刷でみると訴える力もかわってくると思う。
他の本でも見た写真がほとんどだけど、このサイズで見ることができてよかった。
大人向けの本や、もう少し年長の子供向けの本と同じくストレートな文章と写真。
それがいいところだけど、子供のころに読んだら怖さが先に立っちゃったかもしれない。
大人としては、子供に(それ以上に大人に)、これを読んでストレートに受け止めてほしいと思う。
以下の引用の文章と、どんどん危機を煽る現在を考えてしまう。
“力でねじふせるやり方は、即効性があって、表面的には効果があるように見える。
しかし、人間の心にきざみこまれた憎しみは、何かのひょうしに爆発し、暴走するだろう。
今は、じっとだまって成り行きを見ているイラクの人たちだが、彼らのうけた傷は、いつまでも消えることなく、くすぶりつづけるだろう。p39-40“
私が山本美香さんの活動を知ったのは生前だった。
常に思い出すわけじゃないけど、いまだに受け止め方がわからない。
もう5年もたつのか。 -
亡くなった戦場カメラマン、山本美香さんのドキュメンタリー絵本です。
2017/03/30 更新 -
山本美香さんシリーズ、結構好きで何冊か読んでいる。
亡くなった時一緒にいた方があとがきを書いてある、山本さんがどんな人であったかが一緒に取材をしていた人の視点から知ることができた。 -
胸の詰まる写真も、文章も。
ぽんっ。と置いていい本ではないと思います。
声かけが必要なのではないか。もしくは、フォローの言葉が。
キツイことかもしれないけど、それでも知ってほしいし、知るべきことだと思うし。
手渡すことの責任を感じつつ、よく考えてみよう。