あたしたちの居場所: イジメ・サバイバル (ポプラポケット文庫 98-2)

著者 : 高橋桐矢

• ポプラ社 (2016年8月10日発売)

作品紹介・あらすじ

イジメに負けない、自分の居場所てどうやってつくるんだろう──。

六年生の市ノ瀬じゅらは、ゲームセンターで知り合った子たちと駄菓子屋で万引きしようとして見つかった。声をかけてきたのは真名子という先生。真名子先生にさそわれて、学校に行けなくなった子のための「夏期アシストクラス」に通うことになったじゅらは、そこでイジメからのサバイバル術を教わる。
役に立つ作戦がたくさんあり人気の『あたしたちのサバイバル教室』に続く第２弾！

感想・レビュー・書評

[ina-libさんの感想 · 2017年1月24日]

市ノ瀬じゅらは６年生、学年掲示板で悪口を書かれ、みんなに無視されるようになってから学校へは行っていない。夏のある日、駄菓子屋で万引きしようとしているところ、真名子と名乗る男の人に声をかけられます。フリースクールの教師だという真名子に誘われ、「夏期アシストスクール」に通い始めたじゅら。そこで真名子が教えていたのは、人との関わり方、そして「いじめサバイバル術」。じゅらが学んだこと、そして見つけた居場所とは…。

[ひげうさぎさんの感想 · 2016年8月22日]

駄菓子屋で万引きを見つかった小学６年生の市ノ瀬じゅら
出会った真名子という若い男の先生に誘われて
学校に行けない子のための「夏期アシストクラス」に通うことになる

真名子は集まった７人の子どもたちに命綱となる絆をつくろうと
サバイバルのための一風変わった授業をはじめる

　人とうまくつきあえず人間関係に悩んでいる子
　友だちをなぜか傷つけてしまう子
　してはいけないことをしてしまった子

そんな子どもたちを勇気づけ居場所を見つけるヒントになる本
2015年夏に刊行された『あたしたちのサバイバル教室』につづく２作目

著者プロフィール

高橋桐矢（たかはりきりや）占い師兼作家。1967年福島県生まれ。高校中退後、上京。タロット、西洋占星術、ルノルマンカード、ジオマンシー等の占いを独学で習得する。2000年、小松左京賞に努力賞入選し、小説家としての活動を始める。
著書に『占い師入門』『占い師のオシゴト』『実践ルノルマンカード入門』『ジオマンシー占い』『イジメサバイバル』シリーズなど。
イジメ対策サイト「イジメサバイバル」の運営に関わる。心理学検定一級。日本児童文学者協会会員。

「2019年 『副業占い師ブギ　普通のわたしが普通でいられなくなった日』 で使われていた紹介文から引用しています。」