- Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591151853
作品紹介・あらすじ
「イソップ物語」はイソップによって書かれた本ではありません。そうではなく、イソップによって「語られたもの」と言われています。どういうことかというと、イソップが自分で作った『イソップ物語』を、街の辻つじで行き交う人に向かって語っていたというわけです。イソップの語りはたいへんじょうずで、そして、人気があったのでしょう。当時もきっと忙しく行き来していたであろう、道行く人々の足を止めていたのですから。イソップの教訓や風刺をふくんだ語りの魅力は、時代が進んでも色あせることはありませんでした。ついに、後の時代の人が文字にして残すまでになったのです。それが、いまに残る『イソップ物語』です。さてこの、内田麟太郎が描く『イソップ物語』です。このイソップは、これまでのイソップ物語とはひと味もふた味もちがいます。以下は、内田麟太郎さんの言葉です。「私はもっと語りの魅力をとりもどした、イソップ物語を書きたくなりました。さいわいなことに、私たちの国には落語といううれしい話芸があります。そこから「マクラ」と「オチ」をいただきました。読んで笑える『イソップ物語』です。元祖笑々亭麟之助『イソップ物語』でございます。本邦初演。いいえ、もしかしたら世界でも初めての。」世界初の「イソップ語り」の『イソップ物語』どうぞお楽しみください。お後がよろしいようで……。
感想・レビュー・書評
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メジャーなイソップ物語が短くわかりやすくまとめられていてサクッと読めます。
ギリシャ人のイソップが寓話の語り手として人々を楽しませたように、本書は口語的で愉快な翻訳になっているそうです。
そのためか、ダジャレが頻繁にでてきて、それが無理矢理すぎるものもあったりして、全ての話にダジャレを盛り込まなくてもいいような気はしました。
子どもにとっては親しみながら読めていいのかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示