- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591155530
作品紹介・あらすじ
■生命の進化、その神秘を探究する旅へ。
歴史を変えたダーウィンの進化論とは何だったのか?
200枚以上の美しい写真とともに生物学の根幹を学ぶ、
圧倒的ビジュアルブックが誕生!
■本書のポイント
①写真は『ナショナルジオグラフィック』誌で活躍する写真家が撮影。
②『種の起源』の翻訳者が監訳。格調高く簡潔明瞭な日本語訳を味わう。
③ダーウィン、ウォレス、『種の起源』。「進化論」誕生の歴史がわかる。
④頁をめくり、眺めるだけで楽しめる。手元に置きたい贅沢な仕上がり。
⑤「突然変異」「自然淘汰と適応」などオリジナルの用語解説も充実。
■目次
かくのごとき生命観/ダーウィンとウォレス、理論の誕生/太古の歴史/鳥類 自然淘汰と人為選抜/変温動物の多様性/植物 進化の花、開く/昆虫 あふれんばかりの適応/哺乳類 連鎖の網/人類の起源/「進化論」の進化
■その発見は、「殺人の告白」に等しかった。
なぜ、生命はこれほどまでに多様なのか。人類はいったい、どこからきたのか。
生命の進化という根源的な問いを探究する学問の歴史は、2人の偉大な「観察者」によってはじまった。ダーウィンとウォレス。彼らが提唱した進化理論は、かつて絶対的な常識とされた聖書の創造説をくつがえす、非常識で危険な思想だった。しかし、その理論がいまや新たな常識となり、こんにちの「生物学」につながっていることは疑いようのない事実である。
ダーウィンによる『種の起源』の衝撃的な発表から1世紀半が経過した。ここ何十年かの進化生物学の進歩は目覚しい。DNAに記録される塩基の配列情報を、最新鋭の装置で読み取り、コンピューターで比較分析するような分子系統学などはその典型だ。こうした現代科学のアプローチは抽象的にみえるが、つきつめれば「視覚」による精査と現象の注意深い「観察」からはじまっている。自然をありのままに観察し、疑問をもつ。仮説を立てて、検証する。ダーウィンたちも同じようにしていた。彼らが大切にした「観察」という手法は、いまも十二分に通用する。
ダーウィンとウォレス、その後継者たちが探究してきた生命に対する問いは、シンプルで、深い。進化の学問は、これからも「進化」を続けていくはずだ。自然は問いかけをやめない。世界は、かくも魅力的な謎に満ちている。本書が、次の偉大な「観察者」の背中を押す1冊になることを祈って。(編集部)
感想・レビュー・書評
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「お探し物は図書室まで」で紹介されていて、気になったり図書館で借りてきました。
お探し物は〜に書かれていた通り、大きくて重い本。写真も文もたくさんで、文は序文とはじめにだけ読みました。
ウォレスという人物については聞いたこともなかったし、ダーウィンについても「種の起源」くらいしか知らなかったので、(はじめに)に書かれていることだけでも面白かったです。
写真はすごくきれいで、極楽鳥と犬の写真が好きでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ダーウィンの進化論をなぞる形で鳥類、変温動物、植物、昆虫、哺乳類、人類の起源について取り上げられている。解説がしっかりしており、また書きすぎていることもなく、きれいな写真と簡潔でいて的を得た解説から質の高い理解が得られた。
膨大な資料の中からよくぞここまでコンパクトにまとめあげたものだと感心する。知識の編集作業のあり方についても学ぶことができる一冊である。 -
・「お探し物は図書館まで」で紹介されていた。確かに、じっくりと模写したくなる。
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自然科学リストに一冊ぷらすしてください。
分類は、46ね。
2018/08/09 更新 -
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