花咲小路三丁目北角のすばるちゃん

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 452
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591160206

作品紹介・あらすじ

たくさんのユニークな人々が暮らし、日々さまざまな事件が起きる花咲小路商店街。
にぎやか商店街の裏には、真っ赤なシトロエンが看板代わりの駐車場<カーポート・ウィート>があるのです。
若社長・すばるちゃんが営むカーポートを訪れるのはいろんな車。ときには厄介ごとも乗せてきて――

感想・レビュー・書評

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  • 人がトランクに入っていた。それだけで閉所恐怖症の自分には信じられないのだけれど、父はシトロエンに乗り移っていた?だんだん不思議度が増していく花咲小路商店街の物語。

    本城さんのお父さんのこと、<南龍>さんのお兄さんのこと、司さんのの教え子のこと(さすが稲垣さん!)、最後は暴力団がらみまで?!すばるちゃんもいろいろな経験を経て大人になっていくんだな。瑠夏ちゃんといつまでも仲良くいてほしい。
    花咲小路商店街の時間も少しずつ進んでいるんだなと感じる物語。

  • シリーズ物なのに、ここにきてこんな設定が❗と驚かされたが
    違和感なくすんなりその世界に入り込めたスイスイ読めた。
    今までのも読み返したくなるし
    三人のドライブの話もいつかまた別な話で読ませてほしい。
    [図書館・初読・12月5日読了]

  • 高校を卒業したすばる君。母親は離婚し家を出て、父親は病気で亡くなり、祖父が自らやっていた自動車整備工場を駐車場にしてすばる君の生活ができるようにしておいてくれた。
    今は駐車場の社長で、受付を兼ねるシトロエンのキャンピングカ―で生活している。このシトロエンにはちょっと秘密があり、花咲小路三丁目で起きる様々な事件を周りの人たちと解決してゆくお話し。

  • このシリーズの中では一番面白かった。
    図書館の新刊コーナーであっさり借りられたのもラッキー。

  • シリーズももう5作目なんだ!
    いつも素敵な人が集まる商店街で行ってみたい。

    なぜかいつも読みはじめ、
    北の町をイメージしててあ!違うんだ!と途中で思い出す。

    今回の主役は商店街の
    駐車場の経営者18歳のすばるちゃん。

    お父さんの魂がやどる赤いシトロエンで暮らす
    すばるちゃんの毎日は普通だけど普通じゃない。

    彼が大人になっていくのを見届けたいなぁと
    思うお話でした。

    バンドワゴンのように続いてほしい作品。

  • 花咲小路シリーズ。今回の主人公は、駐車場の管理を営む少年・すばるちゃん。これまた魅力的なキャラだなあ。前シリーズでおなじみのあんな人やこんな人たちももちろん登場。花咲小路、素敵すぎます。
    周りの人たちや、死んだ父親の魂が乗り移ったシトロエンとともに日常の謎が解きほぐされていくほのぼのテイストのミステリ。それなりにスリリングなシーンもあるのだけれど、基本的にほっこりと、安心して読める作品です。どこまでも優しく穏やかな一冊。

  • ほっこり 楽しめました。次回も期待です

  • 花咲小路シリーズ第5弾。
    舞台は商店街の駐車場であるカーポート•ウィート。高校を卒業したばかりの若社長のつばさちゃんが営む。 
    近所にいる仲良しの同級生の瑠夏ちゃんと、亡くなった父さんの魂が乗り移ってしまったシトロエンのバンで、駐車場を借りにきた人達の数々のトラブルを解決していく。
    登場人物はみんな明るく良い人ばかりで、文句なく楽しく読めるのが良いね。

  • 今回はファンタジー強めな花咲小路商店街
    高校を卒業したばかりの駐車場経営者のすばるちゃんが主人公
    お父さんと元整備工の弦さんと裏の質屋の瑠夏ちゃんと日々過ごしている
    瑠夏ちゃんの家業継ぐから進学も就職もしない、まずは知見を広げ人生経験を積むって、つまりはプー太郎じゃんって思うあたりは私が年食った証拠か

  • 花咲小路シリーズ第5弾。駐車場の管理人のすばるが主人公。ファンタジー色強め。

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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