その冬、君を許すために (ポプラ文庫ピュアフル い 6-3)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 301
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591168905

作品紹介・あらすじ

いぬじゅんが贈る、「冬」シリーズ第3弾!

「物書き人」として詩や、ブログで日記を書いている冬野咲良はある日、誰かに追われている気がして、カフェのテラス席にいる男性に声をかけた。そこにいたのは静岡でプログラマーとして働く鈴木春哉。ふたりは“運命の出会い”を果たし、関係を深めていく。が、春哉はかつて交通事故に遭い、一部の記憶を失くしていた。やがて衝撃の事実が明らかになり……? 驚きのどんでん返しの後、温かい涙が頬を伝う、この冬最高の許しと愛の物語。

■著者プロフィール
いぬじゅん
奈良県出身。2014年、「いつか、眠りにつく日」(スターツ出版)で毎日新聞社&スターツ出版共催の第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し、デビュー。本作を含む「冬」シリーズ「この冬、いなくなる君へ」、「あの冬、なくした恋を探して」(いずれもポプラ社)や「奈良まちはじまり朝ごはん」シリーズ(スターツ出版)などヒット作を数多く手掛ける。

感想・レビュー・書評

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  • ストーカーに狙われる咲良をプログラマーの春哉が助ける話だが、最後にどんでん返しが。。。

    「温かい涙が溢れる」とあったけど、途中から何となく想像がついたからなのか、最後の最後のどんでん返しが酷すぎるからなのか、「えっ!」と思って涙も出ずに終わってしまいました。何となく消化不良というか、まだしっくりきていません。

    でもスラスラ読める本でした。

  • 私には向いてなかったです。

    この主題で中村文則さんや他の方が描いたらどんな形になったのか?

    そう考えてしまった所で、私にとって向かない作品でした。

  • 過去にひき逃げ事故に遭い、一部の記憶を失った春哉は、ある日「誰かに追われている」と突然女性から声をかけられた。そこから「運命の出会い」かのように親しくなり、いつしか恋をするようになった。その裏側で明らかになる衝撃の事実。

    「冬」シリーズ第3弾ということですが、これだけでも楽しめる作品でした。突然出会った人を救ったり、恋したりとドラマチックな展開で、あまり現実的ではありませんが、誰かのために奔走する一生懸命さが伝わってきました。
    でも、衝撃の事実が明らかになった瞬間、高い所から落下したような衝撃感を感じました。今までの印象が180度変わりました。

    帯には「驚愕のどんでん返し、そして・・・温かい涙が溢れる」と紹介されていますが、温かい涙とは言い切れない複雑な気持ちになりました。一応、感動路線を演出していましたが、他の作家さんが同じ内容を書いたとしたら、違う解釈が生まれるかもしれません。いぬじゅんさんの場合、オブラートを包むかのような幻想的な文章だったので、明るめな気持ちにさせてくれました。
    ただ、現実的にこのようなことがあったとしたら、軽く済まされて終わりというわけではないので、あまり深く刺されないなと思いました。

    衝撃の真実を読み手側がどう捉えるか。賛否はあると思いますが、衝撃としては落差が半端なかったです。

  • 思っていた話と全然違って衝撃的だった。
    読んでいるうちに、なんとなくそうなんだろうな、と予想できてしまったのが残念だったけれど、
    今までに読んだことの無い系統の一冊だったと思う。

    許す、許さないをテーマにしているのがすごく伝わった。
    最後にもでてきて、わかりやすい。

    帯に、予想がつかない展開、とあったけれど
    割と予想はできていた。
    でも個人的にかなりおもしろかった!!!

  • この作品を読んで作者に言いたいことは、「天才ですか?」って言いたいです!
    あらすじにもある様に最高の許しの小説です!
    お仕事のお休みが終わっても、どんでん返しで腹痛の振りしてトイレで読む手が止まらなくなるくらい読み進めてしまいました笑笑
    余韻が凄くて放心状態でした笑笑

  • 初めての著者作品。
    ポプラ文庫作品だと気付かずジャケ買い。

    読みやすい文章でした。
    若い時に読んでたら面白かったと思う。
    わかりやすい内容でした。

  • theいぬじゅんさんって感じの本。
    途中で、そんな感じなんだろうなっていうのは
    薄々感じられた。
    そこが少し残念だった。
    それを踏まえて、今回の作品は⭐️4ということで。

  • たしかに凄いどんでん返しではあったけど、。

  • ある事故をきっかけに
    ある期間の記憶だけを失くしている主人公。

    その後のある出会いから
    主人公は昔の自分の周りで起きた出来事を
    当時とは立場が変わって
    そっくりそのままを追体験していく。

    きっと主人公は真相が分かるまで
    デジャブのように感じているんだろうなぁ。


    ある事故には複雑な事情が絡んでいて
    故意に事故を起こすことは良くないけど
    事故の加害者の気持ちもよく分かる。

    だから心境としては複雑だなぁ。

  • 記憶を無くして生活しているところに
    無くした記憶と同じ追体験をして恋をする
    でもそれは偽りで実はストーカー行為をして一方的に好きな人を亡くしてしまった事実を忘れてしまっていた事を思い出させる為の行為だった
    でもお互いが本気で想い合ってしまった
    警察沙汰まで発展するけどまだお互い想い合ってる二人今後はどの道に進むのだろうか

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著者プロフィール

奈良県出身、静岡県浜松市在住。2014年『いつか、眠りにつく日』(スターツ出版)で第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し作家デビュー。2019年フジテレビFOD、地上波にて連続ドラマ化され、のちにコミカライズ。『この冬、いなくなる君へ』(ポプラ社)で第8回静岡書店大賞「映像化したい文庫部門」大賞、『この恋が、かなうなら』(集英社)で第10回同賞受賞。その他、『今、きみの瞳に映るのは。』『北上症候群』(実業之日本社)、『君がオーロラを見る夜に』(KADOKAWA)、『叶わない恋を叶える方法』(ステキブックス)など人気作品多数。持ち味の〝どんでん返し×泣けるヒューマンファンタジー〟や生死をテーマにした作品には根強いファンを持つ。

「2023年 『無人駅で君を待っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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