〈ジュニア版〉北里大学獣医学部 犬部! (ポプラ社ノンフィクション 38)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591170151

作品紹介・あらすじ

「俺が行かないと、あいつらは死ぬ」
「でも、このままだと俺が死ぬかも……?」

行き場をうしなった犬や猫を必死に救おうとする未来の獣医師たち。
動物だらけのキャンパスライフは、笑いと涙と感動の連続!?

青森県十和田に実在した大学のサークル活動を追ったノンフィクション!
2021年公開の同名映画の原案。
★小学校4年生以上から読めるルビつき。

感想・レビュー・書評

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  • ポプラ社ノンフィクション ジュニア版シリーズから。

    北里大学獣医学部の大学非公認サークル「犬部」は、捨てられたり野良生活の犬や猫など小動物の保護、治療、飼い主を探す譲渡会活動を行っています。2004年から活動開始していて、現在は「大学公認サークル 北里しっぽの会愛好会」と名前を変えて活動を続けています。
    設立当初の犬部は非公認サークルのため、動物の面倒を見るのは学生たちの熱意、馴染みの獣医の好意となります。
    犬部が面倒を見ているのは、飼い主が飼えなくなった動物、怪我をした野良、野良で生まれた犬や猫、迷子の動物など。酷い病気を抱えていたり、警戒心が強かったり、失禁癖が付いていることもあります。その動物たちをトイレや食事の面倒を見て、怪我の手当や通院させ、警戒心を解くために寄り添い続けています。
    その反面、設立当初は組織としてかなりいい加減な面もあり、それが組織として運用されていく流れも見えるんですよ。

    こちらのジュニア版は、はじめに出版された一般向け文庫本を児童向けに書き直したもので、挿絵も可愛らしく文章も柔らかく、動物愛護のためのコラムも入っているので、児童にも動物を飼うことの責任を感じられると思います。

  • 面白かった。
    動物愛護活動してみたいと思っていたけれど、どれだけ大変で、覚悟がいることなのか良くわかった。

  • 本作が読めて、とても良かったです。
    理由は3つあります。
    1つは、内容の中で動物の神秘的な場面をみられて感動したから。
    2つ目は、殺処分数がどれくらいなのかを経時的に示してくれており、また動物虐待にはどの程度の罪が課されるのかを具体的に知れたから。
    3つ目は、動物保護団体が世話をするという視点で、現場のイメージがわいたから。

  • これは、面白かった!
    私はあまり動物は得意ではないけれど、活動内容や話の中身はとても興味深い。
    子供たちに読ませるには、良い本で、課題図書となるのも納得だなあと思える本だった。

  • 埼玉夏休み推薦図書高学年の一冊です。

  • 思いの深さや熱度はそれぞれだけど、色々意見を交わして存続してるのがすごい。

  • 決して誰にでもできる活動ではないです。
    到底真似はできない。
    でも、こういう活動を続けている人達がいることへの理解と感謝、自分が飼っているペットの去勢や避妊、何より最後まで責任を持って育てることが大事だと改めて思わせてもらいました。
    子供達にも知っていてもらいたいな。

  • 「犬といっしょに生きる人は犬好き、犬のために生きる人が犬バカだ。」にハッとさせられた。うさバカだと自認していましたが、まだまだうさぎ好き止まりです。

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