- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591172599
作品紹介・あらすじ
<内容紹介>
ダー子、ボクちゃん、リチャード、そして五十嵐の正体は、華麗に人を騙すコンフィデンスマン(信用詐欺師)。
行方不明とされていた幻の古代ギリシャ彫刻をかけて、凄腕コンフィデンスマンたちによる熾烈な騙し合いが繰り広げられることに――?!
大注目の脚本家・古沢良太による脚本を、人気作家・山本幸久が豪華小説化!
<プロフィール>
古沢良太
脚本家。1973年神奈川県生まれ。東海大学文学部卒業。2002年、『アシ!』で第2回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞を受賞しデビュー。
代表作に『キサラギ』、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『相棒』シリーズ、『リーガルハイ』シリーズ、『エイプリルフールズ』『ミックス。』など多数。
山本幸久
作家。1966年東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、2003年「笑う招き猫」で第16回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。著書に『ある日、アヒルバス』『幸福トラベラー』『店長がいっぱい』『神様には負けられない』など多数。
感想・レビュー・書評
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初めて映画ではなく本を、読みました。映画の方が内容を理解しやすく面白いかもしれませんが、本も面白かったです‼︎
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稀代の詐欺師・ダー子とその仲間のリチャード、ボクちゃんが騙し騙され活躍するドラマの映画版、ノベルティにあたる。
映画版になると毎回海外が舞台になる本作だが、今回、多くのコンフィデンスマンがしのぎを削るのは、地中海のマルタ。
通常と違って、三人が組むのではなく腕比べをする、という趣向で物語が進む。
話が複雑に入り組んでいて、視点があちらこちらに変わることもあってか、前作、前々作のロマンス編やプリンス編に比べるとちょっと分かりづらく感じるところもあったけれど、全体的に安定のスピード感あふれるフィクションで、楽しんだ。
映画では、役者が亡くなってしまって登場が叶わなくなったスタアとジェシーも小説では飄々と登場し、本来ならだれが演じるか知っていながら読むと、なんとも切ない気分になる。