コンフィデンスマンJP 英雄編 (ポプラ文庫 や 2-7)

  • ポプラ社
3.78
  • (4)
  • (7)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 72
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591172599

作品紹介・あらすじ

<内容紹介>
ダー子、ボクちゃん、リチャード、そして五十嵐の正体は、華麗に人を騙すコンフィデンスマン(信用詐欺師)。
行方不明とされていた幻の古代ギリシャ彫刻をかけて、凄腕コンフィデンスマンたちによる熾烈な騙し合いが繰り広げられることに――?!
大注目の脚本家・古沢良太による脚本を、人気作家・山本幸久が豪華小説化!

<プロフィール>
古沢良太
脚本家。1973年神奈川県生まれ。東海大学文学部卒業。2002年、『アシ!』で第2回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞を受賞しデビュー。
代表作に『キサラギ』、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『相棒』シリーズ、『リーガルハイ』シリーズ、『エイプリルフールズ』『ミックス。』など多数。

山本幸久
作家。1966年東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、2003年「笑う招き猫」で第16回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。著書に『ある日、アヒルバス』『幸福トラベラー』『店長がいっぱい』『神様には負けられない』など多数。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ※映画のレビュー・感想です。

    望み通りの面白さ、
    コンフィデンスマンJP英雄編!

    今回は舞台をマルタに移して
    同門同士、二重三重四重五重の騙し合い!
    何も知らない奴の"ウソ"は見抜けない!
    だってほんとに本気なのだから。

    駄々っ子 ダー子とボクちゃん、リチャードが
    またまた大失敗に見せ掛けての大失敗!
    いえ、大活躍です!

    シリーズの主要人物総出演!
    赤堀は最早愛されキャラですな。
    個性的な新キャラもたくさん登場して
    壮大な大仕掛けを盛り上げます!
    松重豊、持ち味存分!強面・コミカル!

    伝説の英雄詐欺師ツチノコの家で過ごした、
    若かりしリチャード、少年少女のボクちゃん、
    ダー子が映ります。
    付き合い長いのだねー。彼等3人は。家族みたい。

    ジェシー、スターの仕事を描くことで
    彼等がまだ生きていることがわかります。
    そうです。
    ジェシー、スターはコンフィデンスマンJPの
    世界では今でもダー子達とつるんで
    楽しそうに活躍しているのです!

    俺がこの世を去ったら、
    きっと4代目を騙る奴が出てくる...
    そしたら、あたしらが退治してあげる。
    そうか?
    だって3代目には世話になったもん
    仲間に逢わせてくれた。
    一生、離さない!
    あいつらには災難かもな、はは。

    ダー子を仲間と出逢わせ育てた3代目ツチノコ
    最後の最後で勝ちを持ってくなんて!
    この世を去ったと思わせて、長年の重責を終え、
    望み通りケチな詐欺師をやってたなんて!
    オチャメだね。まだまだ弟子には負けません!

  • 初めて映画ではなく本を、読みました。映画の方が内容を理解しやすく面白いかもしれませんが、本も面白かったです‼︎

  • 稀代の詐欺師・ダー子とその仲間のリチャード、ボクちゃんが騙し騙され活躍するドラマの映画版、ノベルティにあたる。
    映画版になると毎回海外が舞台になる本作だが、今回、多くのコンフィデンスマンがしのぎを削るのは、地中海のマルタ。
    通常と違って、三人が組むのではなく腕比べをする、という趣向で物語が進む。
    話が複雑に入り組んでいて、視点があちらこちらに変わることもあってか、前作、前々作のロマンス編やプリンス編に比べるとちょっと分かりづらく感じるところもあったけれど、全体的に安定のスピード感あふれるフィクションで、楽しんだ。

    映画では、役者が亡くなってしまって登場が叶わなくなったスタアとジェシーも小説では飄々と登場し、本来ならだれが演じるか知っていながら読むと、なんとも切ない気分になる。

  • 「ヒーローの助けなんか待っていられない。フィクションのヒーローならば。ピンチに必ず駆けつけてくれます。でも現実は違う。だとしたら自分の中のヒーローこそがいちばんの頼りだとは思いませんか」

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

2002年脚本家デビュー。「ALWAYS 三丁目の夕日」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞。「ゴンゾウ 伝説の刑事」で向田邦子賞受賞。主な作品に「外事警察」(NHK)、「鈴木先生」「リーガル・ハイ」「デート〜恋とはどんなものかしら〜」「コンフィデンスマンJP」。またEテレ子ども向け人形劇「Q〜こどものための哲学」の脚本を担当するなど多分野にわたり活躍。

「2023年 『どうする家康 三』 で使われていた紹介文から引用しています。」

古沢良太の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×