石狩七穂のつくりおき: 猫と肉じゃが、はじめました (ポプラ文庫ピュアフル Pた 4-1)

著者 :
  • ポプラ社
3.40
  • (5)
  • (9)
  • (23)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 235
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591178706

作品紹介・あらすじ

派遣切りにあい求職中の七穂は、疎遠になっていた親戚の隆司が鬱で休職したと聞く。エリート街道まっしぐらのイケメンだった隆司だが、今や祖父の残した古民家に閉じこもり、盆栽いじりと居ついた猫の相手をするほかは、万年床で寝るばかりのとぼけた青年になり果てていた。抜群の家事能力を生かし隆司のお食事&見守り当番として奮闘する七穂だが、やがて彼が休職した本当の理由を知り……。心もおなかもやさしく満たされる、おとなの夏休み物語。巻末レシピつき!■著者プロフィール竹岡葉月(たけおか・はづき)1999年度ノベル大賞佳作受賞を経てコバルト文庫よりデビュー。以降、少女小説、ライトノベル、漫画原作など多方面で活躍する。著書に、「おいしいベランダ。」「谷中びんづめカフェ竹善」「犬飼いちゃんと猫飼い先生」などの各シリーズ、『恋するアクアリウム。』『つばめ館ポットラック~謎か料理をご持参ください~』『音無橋、たもと屋の純情 旅立つ人への天津飯』など多数。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 以前読んだ『谷中びんづめカフェ竹善』の著者竹岡葉月さんの作品。
    正社員のポストを求職中の七穂と、その従兄弟でIT大手を休職中の隆司を中心に物語は展開される。隆司は祖父が建てた古民家+洋館に一人で暮らす。七穂はそこへ通い、掃除や食事の世話をする。料理はどれも美味しそうで、古民家という点も味がある。隆司の休職の真相などが徐々に明らかになり、求職中の七穂にもやりたいことが見つかり…。視覚的にもストーリー展開も、ドラマでの映像化がぴったりだと思った。美味しいご飯や猫といった癒し要素もありながら、軽い気持ちで楽しめる1冊。

  • ごはんがとても美味しそうだったぁー。

  • 七穂がつくる作り置き料理のアレンジのしかたがとても見事です。

  • 少し前に買ってた本。
    ジャンルすら分からず、なんかほのぼのしてていいなと思って購入。
    就職に悩んでる2人の恋愛物語でした。
    恋愛系読まないけど、ちゃんと読めました。
    まぁ、最後ちょこっとあるだけで、基本は自分の生き方を見つけてく話でした。
    巻末にあるレシピよりもごまだれトマト入りそうめんが美味しそうでした。

  • 七穂のパワーが凄い。求職中でへこんでそうに見えつつ、がつがつと前のめり気味で動く力のある子で、隆司がつられて元気になってきちゃうのも分かる。一品からリメイクして増やしていく料理もアイデアが凄くて良いなぁと思います。

  • 派遣切りにあい求職中の七穂は、疎遠になっていた
    親戚の隆司が鬱で休職したと聞く。抜群の家事能力を
    生かし隆司のお食事&見守り当番として七穂は
    奮闘するが、やがて彼が休職した本当の理由を知り…。

  • 誰かの日記を読んでいるような感じ

  • 今回も美味しそうな料理が飛び出す話で、読んでいて大変お腹が空くという。
    しかも同じ料理を味変させて3度楽しめる料理にアレンジするというテクニックまで。

    そんな料理も飛び出す大人の夏休み物語。
    とある理由で休職中かつ引きこもりの隆司と、派遣切りにあって求職中の七瀬の「きゅうしょく」ペアが主軸。
    そしてその2人が自分を見つめ直して新たに立ち上がっていく物語。
    隆司は、過去に向き合って、けじめをつけて一歩を踏み出した。
    七瀬は、自分の本当にやりたかったことを見つけて一歩を踏み出した。
    そんな二人を応援したくなる物語。

    合間には夏休みらしく、悪ガキたちとの交流があったり、大人が長々休んでいるとありがちな親との確執があったり、町内会のお仕事が回ってくるなんてこともあったり。
    ご近所付き合いも大変だ。

    驚いたのは、最終的にはどっちも行動的だったなという。
    特に隆司が七瀬と「再会」するまでに何をやっていたのか、その内容には行動力お化けかと度肝を抜かれた。
    でも、それだけ行動的になっても、昔からずっと変わらず一途に貫き通したこともあったね。
    それはまあ彼女だけが知っていればいいだろう。

  • 従兄妹なのか、、、と残念に思ったけど、大丈夫でした(笑)

  • まあまあ

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1999年度ノベル大賞佳作受賞を経てコバルト文庫よりデビュー。以降、少女小説、ライトノベル、漫画原作など多方面で活躍する。主な著作に「谷中びんづめカフェ竹善」シリーズ(集英社)、『蒼井葉留の正しい日本語』『横濱妖精探偵社』『恋するアクアリウム。』(KADOKAWA)など。描かれる人間関係や作品世界のあたたかな雰囲気は、多くの読者に支持されている。

「2023年 『犬飼いちゃんと猫飼い先生2 お友達から卒業しますか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹岡葉月の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×