夜明けのはざま (一般書)

著者 :
  • ポプラ社
4.13
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591179802

作品紹介・あらすじ

『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞!3年連続、本屋大賞ノミネート!!自分の情けなさに、歯噛みしたことのない人間なんて、いない。地方都市の寂れた町にある、家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」。仕事のやりがいと結婚の間で揺れ動く中、親友の自死の知らせを受けた葬祭ディレクター、元夫の恋人の葬儀を手伝うことになった花屋、世界で一番会いたくなかった男に再会した葬儀社の新人社員、夫との関係に悩む中、元恋人の訃報を受け取った主婦……。 死を見つめることで、自分らしく生きることの葛藤と決意を力強く描き出す、『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞した町田そのこ、新たな代表作!

感想・レビュー・書評

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  • 全5章からなる連作短編集。とはいえ、話の中心は葬儀社「芥子実庵」であり、登場人物の「死」と「生」が、町田さん得意の人生における様々な苦悩を漂わせながら、一話ずつうまくまとまったものになっている。
    正直、序盤、1章目がなかなかしっくりこなかったところもあり、小説の世界観に入り込めなかったものの、歪な生き方をする男を描いた2章、3章で引き込まれ、1章のふりが最終の5章にうまくつながるところがさすがだと思った。
    さも予定調和のようなハッピーエンドではなく、好転する未来をほんのりと感じさせるような終わり方も町田さんらしいなぁ、と。その後の、「芥子実庵」もいつか描いて欲しい。

  • 本屋大賞を受賞した「52ヘルツのクジラたち」が素晴らしく、ある意味では新刊の発売を楽しみにしていた町田その子さんの新作です。

    初版のサイン本を購入して1ヶ月ちょい、ようやく手に取ることができました。

    本作も非常に深い作品でした。

    人間ってなんて不器用な生き物なんだろう。

    本書の主人公は佐久間真奈、彼女の仕事は家族葬専門「芥子実庵」での葬祭ディレクターです。
    いや、本書は「芥子実庵」を中心に置いた連作短編、であるならば本書の主人公は「芥子実庵」とも言える。

    ちょうど1年前、私にとって実の父と変わらぬ存在であった伯父が亡くなりました。

    日付も変わり明日が一周忌の法要となりますが、私は伯父に会いに帰ることが出来ません。

    幸いにも実の両親、嫁の両親も健在ですが、身近な人の死を乗り越えていく事の辛さ、大変さを今も噛みしめながら毎日を過ごしています。

    人としてこの世に生を得た以上、全ての人に平等に訪れる死。

    本書ではそんな人々の苦悩も描かれており、所々で読むスピードが落ちました。

    陰と陽、生と死、それぞれの「はざま」に立たされた人々の物語。

    「52ヘルツのクジラたち」とは違った読後感を味わい、少し放心している自分がいます。


    <あらすじ>
    葬祭ディレクターの佐久間真奈は、仕事のやりがいと結婚の間で揺れ動いている。そんな中、親友の自殺の知らせを受ける。彼女の葬儀を手伝うことになった花屋の純也は、元夫の恋人だった。真奈は純也との関係に戸惑いながらも、親友の死に向き合う。

    葬儀社の新人社員の佐藤は、過去にいじめにあっていた。葬儀の客として現れたのは、いじめの主犯格だった男だった。佐藤は、男に謝罪されるが、それを受け入れることができない。男は、佐藤に自分の妻が亡くなったことを話す。

    主婦の美和は、夫との関係に悩んでいる。夫は、美和の父親の葬儀にも出席しなかった。美和は、昔の恋人の訃報を受け取る。彼は、美和の父親の葬儀にも来てくれた。美和は、彼の葬儀に行きたいが、夫には言えない。

    芥子実庵の社長の娘の佐久間千夏は、父親の後を継ぐことになった。千夏は、葬儀社の仕事に興味がないが、父親の願いを聞き入れる。千夏は、葬儀社の従業員や客と関わる中で、自分の生き方を見つめ直す。

    夜明けのはざまは、生と死のはざま、男と女のはざま、理想と現実のはざま、許すと赦せないもののはざまに立たされた人々の物語です。町田そのこさんは、『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞した作家です。この作品は、彼女の新たな代表作として高く評価されています。



    本の概要

    『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞!
    3年連続、本屋大賞ノミネート!!

    自分の情けなさに、歯噛みしたことのない人間なんて、いない。


    地方都市の寂れた町にある、家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」。仕事のやりがいと結婚の間で揺れ動く中、親友の自死の知らせを受けた葬祭ディレクター、元夫の恋人の葬儀を手伝うことになった花屋、世界で一番会いたくなかった男に再会した葬儀社の新人社員、夫との関係に悩む中、元恋人の訃報を受け取った主婦……。

    死を見つめることで、自分らしく生きることの葛藤と決意を力強く描き出す、『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞した町田そのこ、新たな代表作!

  • 生きているが故の死への恐怖。目を逸らしたくなる現実。作中にある『芥子の実〜』の話は有名で、願いは虚しいが現実は変えられない。それでも生きていかなければならないんだというリアル。
    死生観と現実のはざま。もっと言えば様々な選択におけるはざま。この作品は良い意味でストレートだった。
    価値観の押し付けや世間体、自他の欲と向き合いながらも懸命に生きていく人を支えてくれる本だと思う。
    『ぎょらん』が同著者の作品にあるが、視点が違うし、死にゆく人を想うというよりも【生きていく】に重きを置いた内容であった。素晴らしい。

  • ずっと楽しみにしていた町田さんの新作が
    ようやく届きました!!

    年明け早々2024年に読みたい本のうちの一冊が読めて幸先いいです(^^)



    ネタバレ感想なので気をつけてください。


    この作品は葬儀場『芥子実庵』にまつわる連作短編
    一つ一つの話に割と重量があり
    ガツンと読ませる作品で
    最後はまた一章目に戻ってきます


    出てくる人がみんな何かと戦っていて
    その戦う相手がもう嫌な奴すぎて
    すごく胸がザワザワして
    苦しくて苦しくて苦しい作品でした

    でも一章を読み終わる頃には
    ちょっとホッとすることができる

    でもガラッと解決!というわけではなくて
    少し糸口が見えてきた、ような感じの終わりで
    なんとも町田さんらしい。

    そしてスカッと解決モノも好きな私としては笑
    良子が話し合った様子も読みたいし!
    楓子がどう戦ったか読みたいし!
    でもそれ以上になんかガツンときてしまって
    星5つにしました。


    もう何から手をつけたらいいか迷いますが笑

    まずは真奈。
    すごいいろんなことを真剣に考えてるんだなという印象。本当に真面目なんでしょうね。
    真奈が真剣に純也との未来や
    自分の仕事のことを考えてる様子が印象的でした
    いい人だし、惹かれ合うところはあるのに
    一番大事なところが合わなくて、、
    一番大事にしたいところが
    相手の一番嫌なことって。
    もうどうしたらいいんだか。
    難しいなー。


    2章目の牟田さんの娘が出てきたところは泣きました。もう、ちゃんと伝わってるじゃん!!って
    今思い出しても胸が熱くなります
    私も子育て頑張ろう


    いじめの話は謝れば済むと思うのか!っていう。
    もうムカついてムカついて。
    そしてその後の話に出てくる壱。
    いじめられてる子を救ってて
    にくい演出ー!ってなってました。
    ちゃんと見ててくれる大人もいるんだよなあ。


    そしてなんと言っても
    たくさん出てくるモラハラ夫や毒親でしょうか

    最初はなんやねん!ってイラついて
    もう逃げるしかない!!って思ってるのに
    別の角度から見せてくる感じがすごいなと。


    真奈とお姉さんとお母さんとの会話が
    とてもよかったな。
    真奈の馬鹿正直なところって
    自分にもすごく当てはまるところがあって
    人の意見に左右されて選んだことに
    後悔することも多くて
    思ったようにした方がいいんだよなって
    ちょっと反省したりもしました。
    でも仕事を選んだ真奈は
    それだけの仕事に出会えたんだなと
    羨ましくもありました。



    まぁ純也家族と楓子家族はもうホント嫌すぎるから
    もうどうにかしてくれ!!って感じです
    頑張れ楓子!!!


    良子もどんな話し合いしたのか
    どうなったか気になるなー
    良子の
    その人が正しいと思ってやっていることを
    私は私の感覚だけで否定したくない
    誰かの意見に左右されたくない
    その人と向き合って
    話を聞いて
    理解する努力をしたい
    誰かの常識や言い訳で逃げたりしない
    ってセリフにめっちゃグッときちゃって。
    素直に変わってく様に好感が持てました。


    とりあえず一回読んだだけではなんか消化しきれなくて、また長々と書いてしまいました。笑

    みんな
    何をなくすべきか、
    何を掴むべきか、
    悩んで、戦って、もがいていて
    でも結局手に入れられるものはひとかけらで
    だから人に繋いでいくしかないということでしょうか。

    それを苦しさと共に伝えてくれた作品でした。

  • 家族葬の葬儀社の芥子実庵を中心とした小説。 『ぎょらん』に近く、死亡に関する内容が多いので暗く重い。親友の自殺で葬儀を仕切る若い女性、元夫の相手(男性)の葬儀で花を飾る元妻、親友の葬式を逃げ出す葬儀社の社長など非常に重い話題が続く。
    これらの話しの裏で進行するのは、職業や家庭の役割に対する古い価値観。自殺した親友の職業に偏見を持つ夫、主人として男は家庭ではこうあるべき、仕事に取り組む男のあるべき姿など。全て離婚に結びついている。
    主人公の若い女性が葬儀社に勤める事を嫌がる相手。相手を選ぶのか、仕事を選ぶのか究極の選択となり、結末にこれで良かったのかと、こちらも悩んでしまった。

  • 家族葬儀専門の葬儀場で働く佐久間真奈を中心に展開する5章からなる連作短編なんですが、死生観に人生観、新旧の視線から多方面に見ることができて考えさせられる内容でした。
    真奈の親友の楓子となつめ、いきなり楓子披露宴から始まり、なつめの死と落差のあるストーリーに振り回されながらも親友の死に怯むことなく司式を担当した真奈。この子の人生観を決定づけるエピソードでした。
    2章ではヒモのような生活をする男の話に退いてしまいましたけど、夫婦間における温度差に、共依存の関係。結構深くえぐられました。
    3章の荒んだ性格の男の貧困母子家庭の過去語りは勘弁して欲しいって思ってしまいました。
    自分がどの視点で見ているかによって捉え方が変わってくるのですが結構、高い視点から俯瞰したら同情してしまうこと多いんですよね。彼よりももっと低い視点から見れば羨ましく思う事もあるかもしれなし相対評価な感じなんですけど、人にとって絶対に避けられないものって死なんですよね。
    それにどう向き合って生きてゆくか、結婚することがハッピーエンドと言えるのか。いろんな人の人生を通して考えさせられる作品でした。

  •  本書の主な舞台は、家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」。ここに何らかの形で関わる人たちが、一章ごとに主人公となる物語です。

     第一章の主人公は、「芥子実庵」の葬祭ディレクター・佐久間真奈31歳。葬祭の仕事に対する恋人の無理解、母親の同調、親友の自死等、旧態然の慣習、風潮、根強い偏見等、ままならない状況下でもがき苦しんでいます。

     この真奈のエピソードが、とてもキツく重い内容です。さらに第二章〜第四章と、主人公(視点)を変えながら、濃密な内容が次々と展開されます。
     第五章で再び真奈の視点に戻り、全体を通じて、真奈の人生の決断の物語となっているようです。

     真奈を中心とした登場人物は、それぞれ事情を抱え、価値観のはざま、人生のはざまでもがきながらも、自分の意志で次のステップへ動き出します。タイトルの通り、はざまから「夜明け」に向かって、暗から明へ歩み始め、心が軽くなる思いでした。

     人はみんな、それぞれが何かを背負って生きているし、「死」も、貴賤なく残された者全てに対して平等であるのですね。
     〝自分らしく生きる〟ことは、年齢を重ねても簡単ではないです。人は皆何かを背負って生きているでしょうから‥。苦しいこと、人はいつかは死ぬことに対して、自分なりの折り合いをつけて暮らしていくことが肝要なのでしょう。
     「死」があるから「生」が輝くことを示し、町田そのこさんらしい、人の心の痛みに寄り添ってくれる物語だと思いました。

  • 「ぼくたちはあまりにも、明日に任せすぎている」

    いやー、どういう感情で読めばいいんだ?
    ちょっと情けない男が出すぎじゃないかね?そのこさん!

    反省か!反省を促されているのか?自分の半生に(そういうとこ)

    いやなんか、現状は同じラインな気がするんだが、最初に気付くのは女性ばっかりやな
    大事なことに気付くのはいつだって女性が先
    贔屓しすぎやろって思っちゃいました
    なんかズルい
    なんかズルいよそのこさん

    男だってたまには(たまにかよ)

    • 1Q84O1さん
      市役所に居そうな感じw
      市役所に居そうな感じw
      2023/12/09
    • ひまわりめろんさん
      どうやら読み始めるようなので、ツミデミックはみんみんの評価を見て決めよう
      どうやら読み始めるようなので、ツミデミックはみんみんの評価を見て決めよう
      2023/12/10
    • みんみんさん
      面白いよ笑
      コロナ禍の中での家庭あるある。
      わたしはマスク買いに走り回ったくらいで変わりなく過ごして、コロナ始まりって何年前だ⁇なんて気楽な...
      面白いよ笑
      コロナ禍の中での家庭あるある。
      わたしはマスク買いに走り回ったくらいで変わりなく過ごして、コロナ始まりって何年前だ⁇なんて気楽なもんだけど笑
      一穂ミチ短編上手し!な一冊?
      2023/12/10
  • 好きです、町田さん! 

    いきなり何の告白なんでしょうかね…w

    やっぱり町田さんの作品好きだなとあらためて思いました


    今回は「死」をテーマにした作品


    家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」を舞台に死を見つめることで、自分らしく生きることの葛藤や悩み、そして決意や行動を描く


    その決意や行動を後押しする言葉が作中にはいくつかある

    いくつかある中で、私の心にグッときた言葉は


    「じぶんの中の『それくらい』を相手に押し付けちゃだめだよ。理解しないと、いつか後悔することになる」


    「一緒に生きていくために大切なのは『しあわせな瞬間』だけではなくて、『相手のしあわせを考える時間』も大事なんだよ」


    町田さん、この言葉心に刻んでおきます!

    • 1Q84O1さん
      かなさん、順番待ちまわってきましたよ〜!
      やっぱり町田さん安定の面白さでした(^^)v
      かなさん、順番待ちまわってきましたよ〜!
      やっぱり町田さん安定の面白さでした(^^)v
      2024/02/24
    • せりぐまんさん
      私も町田さん大好きなんです。ライバルですね(´∀`=)違うか笑
      町田さん、寺地さん、凪らさん、辻村さんと…本当に救われる話が多いですよね。し...
      私も町田さん大好きなんです。ライバルですね(´∀`=)違うか笑
      町田さん、寺地さん、凪らさん、辻村さんと…本当に救われる話が多いですよね。しんどさの中の中心温度はすごく温かいみたいな。生きづらさを理解して、表面的に理解してるのではなく根っこで理解してる…みたいな。
      天邪鬼なので、乙一さんとか湊さんとか大好きなんですけど、町田さんが描く話も大好きなんです。彼女達の作品を見てると、世の中救われないことだらけだと感じる一方で、それをわかってくれていて発信してくれてる人がいる、とホッとします。
      2024/02/24
    • 1Q84O1さん
      せりぐまんさん
      ライバルです!
      間違いないです!w
      乙一さんも好きです!
      やっぱりライバルです!w
      せりぐまんさん
      ライバルです!
      間違いないです!w
      乙一さんも好きです!
      やっぱりライバルです!w
      2024/02/24
  •  町田そのこさんの新作、手にしましたよ~!図書館でっ♪楽しみにしてました。

     物語の舞台は、家族葬専門葬儀社の「芥子実庵」…そこでで働く人たちと、それぞれと縁のある人たちが大切な人を亡くしたとき、大切な人を見送るとき、何を思いどう行動したか…そしてそれは未来への布石となる…。

     「芥子実庵」の葬祭ディレクター佐久間真奈の結婚はどうなるか、どんな決断をするのかがメインとも言えるかな…彼女にはこれからも様々な人を支えながらも頑張ってほしいなぁ…。葬祭ディレクターって大変なお仕事だけれど、大変だからこそ感じるやりがいもあるんですね!彼女のお仕事小説なんか、いいですよねぇ…。

    • かなさん
      1Q84O1さん、もう少しで読めそうですか??
      この作品もよかったですよ!
      さすが、町田そのこさんです(^O^)/
      楽しみにしていてく...
      1Q84O1さん、もう少しで読めそうですか??
      この作品もよかったですよ!
      さすが、町田そのこさんです(^O^)/
      楽しみにしていてくださいねぇ~♪
      2023/12/12
    • 1Q84O1さん
      早い段階で予約できたのであと少しだと思います( ̄ー ̄)ニヤリ
      楽しみに待ってます!
      早い段階で予約できたのであと少しだと思います( ̄ー ̄)ニヤリ
      楽しみに待ってます!
      2023/12/13
    • かなさん
      1Q84O1さん、おはようございます!
      早い段階で予約入れられると、
      やったぁ~!!って思いますよねっ(*'▽')
      この作品、葬祭ディ...
      1Q84O1さん、おはようございます!
      早い段階で予約入れられると、
      やったぁ~!!って思いますよねっ(*'▽')
      この作品、葬祭ディレクターの佐久間真奈さんだけでなく
      他にもたくさん、生きにくさを抱えた人たちが登場します。
      町田そのこさんらしい作品です。
      2023/12/13
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著者プロフィール

町田そのこ
一九八〇年生まれ。福岡県在住。
「カメルーンの青い魚」で、第15回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。二〇一七年に同作を含む『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』でデビュー。他の著作に「コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―」シリーズ(新潮社)、『うつくしが丘の不幸の家』(東京創元社)などがある。本作で二〇二一年本屋大賞を受賞。
近著に『星を掬う』(中央公論新社)、『宙ごはん』 (小学館)、『あなたはここにいなくとも』(新潮社)。

「2023年 『52ヘルツのクジラたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

町田そのこの作品

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