星は歌う 11 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社
4.10
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本棚登録 : 574
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592180371

感想・レビュー・書評

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  • 優しくて、とても心が痛くなる話でした。

  • 高屋さんらしい作品で、素敵でした。
    最初から相手は決まっているのですが、主人公よりも周りの人が凄くサクヤを思っていて心温まる作品。
    といっても、一番かわいそうなのはユーリなのですが、彼はずっとどういう想いをしていたのか。可愛くていとおしい彼にどうしても幸せになってほしい。そんな思いで最後は読んでいたので、千広が東京に行くといったとき、彼はなんで動かなかったのか不思議でした。
    もっとがっつりと一生懸命にならないとサクヤみたいなぼやっとした子は落とせないだろうに、結構マイペースな彼が、かわいくもヘタレがイイ感じでした。

  • ずっと積んでた最終巻。泣かないと思ってたんだけど最後は堪えきれず。長かった。たくさん遠回りして。捨てられないもの。捨てられない気持ち。こころ。でもそうだね。人ってそんなに器用に次へ進めないかもしれませんね。何年も何十年もかかって。ようやく辿り着くものばかりかもしれない。
    前巻ではチヒロの決断に納得いってなかったのだけど、最終巻では仕方ないと思えました。こころがあるのに離れるなんて一番納得いかないんだけど。捨てられない優しさ。
    星は歌う、か。何年、何十年かかっても、歩き出せたら遅くないのかもしれません。そう思わせてくれるような。途中暗いな、重いな、不幸ばかりだなって思ったけど、言いたい事は色々あったはずだけど、最後には誰もが誇れる自分になれるよう歩き出して、良い終わりだったと思います。

  • 良い最終巻でした。かなちゃんの「嫌な話」がすごく泣けた。本当にそうだなぁ。こういうお話を描いてくれるだけで、何だかとても救われる気がします。

  • ついに完結!……なんだけど、なんでだろう?感動が薄かったようなw
    私にとっては10巻が感情のピークだったのかもしれん。
    とはいえ、最終巻ももちろん必見☆

    卒業式前夜、星と海が見える場所でサクは千広くんと最後のデートへ。(海には思い出いっぱいあるもんね…)
    お互いに想いを伝えて、でもお別れ…。

    かなちゃん→サク/沙己→聖ちゃんに伝えた言葉って、たぶん同じことを言ってるんだよね。
    だけど「どうしよう、ずっと好きだったらどうしよう…」ってサクの気持ち、切なくて辛いよう。゚(゚´Д`゚)゚。

    数年後──
    もう、ベタな展開しかない。笑
    聖ちゃんと沙己の結婚も予定調和で。
    ただ、最終的にサクラの背中を押したのが(東京で就職した)かなちゃんだった~っていうのが唯一のサプライズかな?Σ(☉_☉)

    それにしても優里と叔父さんとかなちゃん、一体どんな言葉で千広くんに戻る決心させたんだろう!?
    そこんとこ詳しく描いて欲しかったよ~!!ヾ(´Д`〃)
    やっぱサクが諦めないで待ってたのが大きかったかな。

    二人の再会はもちろん嬉しい。
    でもそれ以上に、サクラが勇気を出して千広くんの手を離したことが重要だったなって思う。
    それは“優しい世界”を信じ続けて実践したサクの気持ちが、まず千広くんに伝わって、サクラにも届いたってことだと思うから*

    これにて終幕。
    間違いなく、最も好きな漫画作品の一つになりました。p(´∀`♥)q

  • 十巻での展開にかなり怯えてしまったけど最後は綺麗に纏まってよかった。

    当て馬役であるユーリに真摯な対応をしてくれるサクにも周りの人々にも高屋先生にも感謝。
    作品によってはそりゃないよぉ…って扱われ方するポジションなので。

    世界は生きるに値するよ、と優しく語りかけてくれる作品でした。

  • 切ない

  • 最後がサクラ語りで終わるのがなんだかなぁと思ったけど、とりあえずサクと千広がくっついた?から良しとしよう。

  • 目覚めていた桜を支えるため、千広は東京へ戻ることを決める。千広の決意に周囲はとまどうが、やがてその選択を受け入れて……。そしてサクヤが千広に想いを告げられないまま、卒業式が近づき……!?

    --------------------
    あっという間な1冊。前の巻で千広は東京へ戻ることを決め、サクヤはそれを受け入れた。クリスマスが過ぎ正月が終わりバレンタインになり、卒業式が近づく。微妙にすれ違い、サクヤは想いを告げられず、一緒に過ごす時間も減った。
    で、卒業式前日。これはサクヤにとっても千広にとっても良かったのかな?と思いつつ読み進める、この人は物語をきちんとハッピーエンドに持っていきそうだけど、どうやってここから?と思った。

    最後、一気に時間が流れて作中で何年後にできるか分からないと言っていたプラネタリウムで働いているサクヤ。
    色んな人たちが、自分の足で歩くようになって、読んでよかった。ちょっと泣いたけど、やっぱり3巻での号泣には敵わないかな。
    サクラがんばれ。

  • 全11巻

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著者プロフィール

高屋奈月(たかや なつき)
1973年、東京都出身の漫画家。1992年、『花とゆめプラネット増刊』(白泉社)「Born Free」でデビュー。2001年「フルーツバスケット」で第25回講談社漫画賞少女部門を受賞、同年テレビアニメ化され、これが代表作となる。2015年9月「フルーツバスケット another」を連載開始。
2019年、新キャストで「フルーツバスケット」がアニメ化されることが決定。

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