「あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。」 (花とゆめCOMICS)
- 白泉社 (2013年12月20日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592217145
感想・レビュー・書評
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14/06/08、一箱古本市で購入。
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高橋しん、最終兵器彼女を書いた作者の、一冊完結の漫画です。
田舎から、本屋に嫁いだ小さな奥さん。旦那様が結婚して一週間で亡くなり、途方に暮れますが、そこから地域の人とどんどん絆を作って本屋を立ち上げて行きます。
旦那様に恋をしたかったという奥さんが、本当に可愛くて、切なくて、苦しくて、そして心があったまります。旦那様の、そして向かいの八百屋に住む旦那様の親友の素敵な言葉たちに共感しました。
本屋さんや、本が好きな人に、是非読んで欲しいです。
近所にこんな本屋さんがあったらな。 -
奥さんがひたすら健気。
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商店街の本屋に嫁いで一週間で夫に先立たれてしまった小さな奥さんの物語。
本屋のいろはも分からない彼女が夫が残した本と向き合い、本と人とのつながりの中で成長していく。
表紙はいいけど中の絵の感じが好みでなく、いいことを言っているんであろう台詞が途中から頭に入らなくなり、なぜだか分からないが読んでいて気持ちが悪かった。
たぶん、主人公の奥さんが生理的に受け付けない。残念。 -
ある意味理想的ではある。本屋ということだけでなく図書館のあり方としても色々ヒントがあったり考えさせられるマンガだ。
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生きるため、あなたを知るために本を読んだ。
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かわいい
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ちょっと絵が苦手なところと、作者さんの気持ちが入り過ぎて内容がわかりにくくなっちゃうところがちょいちょいあるのが星マイナス一個(^_^;)
でも描こうとしている主題や、一つ一つのモチーフはすごく良いと思います。名台詞もあるし。
本とは何かとか、本から何をもらえているのかとか、消えていく街の本屋さんとか(特に神戸では去年海文堂さんが無くなったので…)いろいろしみじみ考えちゃいます。 -
朝日新聞の書評でみて気になって購入。紙の書籍がどうなるのか、町の書店がどうなるのか。KindleやAmazonの登場により、世間を騒がせていてるテーマだが、それを高橋しんらしいタッチで、彼らしい想いで、町の本屋の役割をコミックにしている。そういえば、地元の本屋にもしばらく行っていない。amazonや紀伊国屋のWeb書店で買うことが多く、正直この本もそう。書店も大型書店に行くことが多く、小さい本屋の経営は大変だと思う。『傷だらけの店長: 街の本屋24時 (新潮文庫)』は、実際に書店で働いている人の生の声だった。この本は、本屋の理想のカタチ、本に対する想いを描いていていて、対極にありながら、同じことを主張していると感じた。日頃、マンガを読まず、本ばかり読んでいる人にもお勧め。
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花嫁は嫁いで7日で未亡人となりました。遺されたのは大好きな大好きな旦那様のたくさんのメモと本屋さん。
農家の仕事しか出来ない奥さんは料理も出来ない、そもそも料理をするという概念もない。奥さんの言動は一事が万事そんな感じだ。
旦那様の友人でお隣の八百屋の次男坊・ハチさんは口は悪いが人は良い。奥さんの相談役かつ指南役として大活躍。いや、マジにハチさんいなかったら奥さん死んじゃうとこだったし。
奥さんの集中力の過ぎること! 辞書丸暗記や近所の人達の趣味や興味・関心時に悩み事を覚えちゃう。そうして得た情報を本屋の棚で再現してしまうのだから凄まじい。
奥さんとハチさんのその後を見たいような、このままでいいような。あ、ハチさんご両親の時折入るらぶらぶシーンは結構やられます。ちくしょー。