- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592733027
作品紹介・あらすじ
ピンクのスープ、アーティチョークのオムレツ、崎陽軒のシウマイ……。
著者が魅了されたリトアニアや、暮らしを営むドイツをはじめとする欧州各地の料理から、身近な日本のお弁当まで、忘れられない味と人々との出会いを綴った、人気作家のおいしいエッセイ。
2020年3月刊
感想・レビュー・書評
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小川糸さんのほっこり文章とともに旅気分を味わえて、とても気持ちが穏やかに。
旅先とそこにまつわる食事の記憶。
リトアニア、エストニア、ラトビアの旅やごはんのことがよくでてきて、すごく行ってみたくなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
パンとスープ…なんというメシテロか。
シウマイ弁当と銀山温泉の生揚げ&大吟醸絹…これはすぐに実践できそう。楽しみだ -
食べてみたい料理がたくさん。糸さんみたいに美味しいお店を探し出せる能力が欲しい!嗅覚とも言えるかな⁇
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旅行に行きたい。
何気ない日常を、感性を大事にしたい。
そんな気持ちになる素敵な本でした。 -
図書館本。どの国のごはんも滋味深いものばかりでしたが、特にあまりメジャーどころではないラトビアやエストニアの食事情が垣間見えたのは、とても新鮮でした。いつか実際に訪れてみたいです。
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小川糸さんらしい本!
いろいろな場所に旅にいかれてていいなあ~と思いながら読む。
小川糸さんの書く料理はどれも美味しそうで
お腹がぐーぐーなるけれど、
その原点というか源はこうやって色々な地域と国の料理を食べ歩いているから
書ける描写なんだろうなあと思う。 -
途中に写真コーナーもありますが、文章を読んで伝わってくるその料理の味、温度、お店の雰囲気や気候…妊娠中の私には気軽に行ける場所ではないですが、いつか行きたい、食べたい場所が満載です。バルト三国なんて今まで国名を聞いたことしかなかったけど、素敵な場所なんだろうなと思いを馳せます。いつか行ってみたいなあ。
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自分もその場で一緒に旅をしているような、穏やかな気持ちになれる1冊でした。
中ほどに、まとめて写真コーナーもありますが、強いてあげるなら、それぞれの旅のページにそのお料理の写真が添えてあればもっと共有できてよかったのになぁ、と思いました。 -
旅行に気軽に行けないからこそ読みたい一冊。でも、他の方も書くように下世話すぎるのですが気になる部分も。旅といえば地元の料理も楽しみのひとつ。本書で出てくるヨーロッパの食事は小川さんが色々巡って食べた中でも印象に残ったものをエピソードと一緒に紹介しています。小川糸さんファンなら過去のエッセイやインタビューも見たことがあるかもしれません。その時に出てきた方やエピソード(例カトリーヌさん)も食べ物の視点で登場したりして、ほっこり楽しい一冊です。また細かいところですが、1エピソードが短いので電車で読みやすいのも好きでした。
●旅行だと再現できないのが多い。
崎陽軒のシュウマイは割と簡単ですが、ドイツのある駅から自転車で片道2時間のところなどかなりハードルが高い場所が多々出てきます。
小川さんはラトビアがお好きなのですが、なかなかラトビアって縁がないですよね?
●まさか自分たちがこういう結末を迎えるなんて思ってもみなかった(P163)
どういうこと? ヨーロッパでなにがあったのでしょう?ゆりねは夫婦のかすがいということも言っていたときもあったのに。心境の変化なのでしょうか。書かないという選択もできたのにあえて書くなんて、よっぽど想いが溢れてしまったのではと推察されました。またいつかエッセイで知ることができたらと思います。
●ゆったりとした時間が流れる生活に憧れる。
タオルはお気に入りのこれで、今日は友だちが来たからxxへゆったり電車の旅。って日本の会社員だとできない気もします。食べ物だけでなく、店の雰囲気や装飾を楽しみながら食事をする。憧れます。 -
ヨーロッパ旅行、憧れの横断鉄道。
「世界の車窓から」の番組、好きだった!
列車の中で、著者が手作りのおにぎらずを食べる。
中の具が、アボカドと納豆。
すごくおいしいそう~
リトアニアやラトビア、ドイツやフランスの、庶民的なお店を一緒に食べあるっている気になる。
エッセーも楽しめた。
雑誌に連載されたものを単行本にしたもの。