ながいながい ねこのおかあさん (MOEのえほん)

  • 白泉社
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本棚登録 : 603
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592762805

作品紹介・あらすじ

子猫のおかあさんは、体が長い長い猫。
ある風が強い日、子猫は遠くまで吹き飛ばされてしまいます。
おかあさんの顔を見たくて、心細い思いのままひたすら走る子猫。
さて、子猫はおかあさんに会えるのでしょうか?
人気作家の共作が実現!
親子の愛情を描いたお話です。
2020年11月刊

感想・レビュー・書評

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  • ━…━…━…━…━…━…━…━
    1.感想
    ━…━…━…━…━…━…━…━
    キューライスさんの「よるのえ」という作品を見てみたかったんですが、図書館になかったので、とりあえず、この作品を借りました。

    表紙を見てびっくり…
    キューライスさんは文の担当だった…

    そして、文は少ししかない( ꒪ͧ⌓꒪ͧ)
    文と、絵を分けるような作品なんだろかと…

    作品はタイトルどおり。
    ながいねこがでてきます。

    でてきますが、コワイ。
    もう、猫じゃない。

    それでも、子どもが見て、楽しめる作品かな。
    きっと、2歳なら笑ってくれる(^^)

    または、猫が嫌いになるきっかけになる可能性もある。

    どうなんだろう…

    • かなさん
      Manideさん、こんにちは!
      「よるのえ」を図書館で探してくださったのですね(^^)
      こういうつながりって嬉しいです♪

      この作品...
      Manideさん、こんにちは!
      「よるのえ」を図書館で探してくださったのですね(^^)
      こういうつながりって嬉しいです♪

      この作品はながいネコが出てくるんですね!
      どのくらい長いんだろう…??
      そんなことを想像すると楽しい気持ちに私はなります。
      2023/04/17
    • Manideさん
      かなさん、こんにちは♪

      そうなんですよね〜
      よるのえ、見てみたくなったんですが、、、
      今度、本屋さんで探してみます(^ ^)

      長いものシ...
      かなさん、こんにちは♪

      そうなんですよね〜
      よるのえ、見てみたくなったんですが、、、
      今度、本屋さんで探してみます(^ ^)

      長いものシリーズは、絵本あるあるだと思うんですが、
      この作品では、その猫の全貌が明らかになるシーンがあるんです!!
      それが、、、すごい(||゚Д゚)

      見つけたら、見てみてください♪
      2023/04/17
  •  キューライスさんの物語と、ヒグチユウコさんの絵による、猫好きにはたまらない絵本(2020年)。

     そして、二本足で歩くニャンコシリーズを見慣れた私にとって、ヒグチさんの描く四本足で歩く猫が新鮮で(笑)、改めて現実的な猫の可愛らしさを再実感出来たことが、最も嬉しい。

     それは、四本足を宙に浮かせて、こねこが走る絵にしても、四本足を交差させた瞬間とそうではない瞬間、それぞれに感じられた、絵の中に猫が生きているという臨場感は、猫を飼われているヒグチさんだからこそ描ける、猫への本能的な愛があるようで、そんな思いは、本来であれば、あまり感情を表には出さない猫の悲しむ姿にまで、現実的共感を覚えてしまうくらいの気持ちが込められているようであった。

     また、そんな猫への惜しみない愛に加えて、お母さん猫のどこまでーーーーーも長い体の奇妙な設定には、ヒグチさんのホラー好きとも見事に呼応した喜びを感じられて、絵によっては、はっきりと濃く描いたこねこに対して、やや朧気にぼやかして描いているお母さん猫に、ほのかな神秘性を感じさせる、そんな幻想的雰囲気は、ときにその愛の気高さをより大きく実感させられ、それはキューライスさんの物語とも見事に呼応している。

     突然風に吹かれて、お母さん猫の尻尾まで飛ばされたこねこは、お母さん猫の顔を目指し、横に並べられた巨大なきりたんぽみたいな白い壁(お母さん猫の長い体)を背景に、ひたすら駆けていく、そんなシュールさの中でも、やがては訪れる、こねこの絶望感は見ていて胸の痛い思いであったが、そんなこねこの様子をお母さん猫が黙って見過ごす訳がない、そんな慈愛に満ちた親子愛には、お母さん猫の姿形こそ奇妙でありながらも、そうした普遍的な思いは決して変わらない、いや、それ以上の愛の形を、その体の長さを活かして見事に表してくれた、ヒグチさんの絵には、まるでお母さんのどこまでも深い愛情を、その奇妙な特性から素敵な形で転換させ、精神的世界として表現したようにも感じられた、巻かれた数だけ愛が増していくような、限りのない幸せを感じられたのであった。


     そして、奥付に描かれたお母さん猫の全体図は、ヒグチさんからのプレゼントのようで嬉しいが、ここに収まるくらいの大きさでは無いはずなので、どれだけ縮小してるんだと想像してみるのも、また楽しいですよ。

    • かなさん
      たださん、こんばんは〜!
      おかあさんねこが、とぉ〜っても長いんですよね(*^^*)
      こねこは、ひたすら走る〜!なんとも健気でかわいいし
      ...
      たださん、こんばんは〜!
      おかあさんねこが、とぉ〜っても長いんですよね(*^^*)
      こねこは、ひたすら走る〜!なんとも健気でかわいいし
      エンディングは愛情たっぷり感じられますよね。
      結構この感じ、好きですよ♪
      2024/04/03
    • たださん
      かなさん、こんばんは!
      コメントありがとうございます(^^)

      タイトルに偽り無しの奇抜な設定に反して、テーマは普遍的な親子の愛情を描いてい...
      かなさん、こんばんは!
      コメントありがとうございます(^^)

      タイトルに偽り無しの奇抜な設定に反して、テーマは普遍的な親子の愛情を描いている点に、与えられた環境や境遇は関係ない、その精神性の気高さや尊さを、シンプルな内容であるからこそ、よりグッと感じられた絵本でした。
      2024/04/04
  • 最近ハマってるキューライスさんとヒグチユウコさんがタッグを組んだ絵本なんて面白くない訳ないじゃない!
    そしてこの絵本でも残像が…笑ったよね。
    ヒグチユウコさんの描く残像でも私は面白いということが新たに判明。
    それにしてもおかあさん長いなぁ笑笑
    途中で寝ちゃう子猫も最高にかわいいし。
    お話も絵もどこからどう切り取っても楽しい面白いしかない絵本。大好き。

    • かなさん
      翠さん、おはようございます。
      キューライスさんとヒグチユウコさんのこの作品、
      そうですよね~面白くないはずはないっ!同感です(^^)/
      ...
      翠さん、おはようございます。
      キューライスさんとヒグチユウコさんのこの作品、
      そうですよね~面白くないはずはないっ!同感です(^^)/
      こねこが健気で、おかあさんねこの愛情もたっぷり感じられる
      そんな作品でしたよね♪
      2024/04/10
    • 翠さん
      かなさん、おはようございます(^^)
      ほんと、子猫が健気で可愛くて、おかあさんも愛情たっぷりで♡
      おかあさんの顔が見えなくても間違いなくお母...
      かなさん、おはようございます(^^)
      ほんと、子猫が健気で可愛くて、おかあさんも愛情たっぷりで♡
      おかあさんの顔が見えなくても間違いなくお母さんの側にいるっていう絶対的な安心感もあって、安心して読める冒険物語ですね。
      2024/04/10
  •  作はキューライスさん、絵はヒグチユウコさん…なんともリアルでシュール、そして可愛い絵本です!この作品、このほどやっと図書館で読めました!図書館でゆっくり過ごせそうなときに、絵本コーナーに立ち寄っては、あぁ…今回もないなぁ~を何度か繰り返していました。Manideさん、ありがとうございます。やっと読めましたよ(*^^)v

     ストーリーは、こねことそのおかあさんが登場します。おかあさんは身体がとてもとても長いねこ…ある日強い風が吹き、こねこはおかあさんのしっぽのあたりまで飛ばされてしまいます。こねこは、おかあさんの顔の位置まで戻ろうと走り出します…。

     なかなか、おかあさんの身体がどこまでも長いため、必死に走ってもなかなかたどり着けず…その様子がなんとも健気で応援したくなりました。おかあさんもそんなこねこを心配しながらも、頑張ったこねこ認めてほめて、甘えさせるラストは見ものです。ヒグチユウコさんの絵、特にラストはびっくりするけれど私は好きです(*´▽`*)♡

    • かなさん
      Manideさん、こんにちは♪
      この作品から、ヒグチユウコさんの絵も素敵だなぁ~って思って
      ブクログのマイ本棚にヒグチユウコさんが手掛け...
      Manideさん、こんにちは♪
      この作品から、ヒグチユウコさんの絵も素敵だなぁ~って思って
      ブクログのマイ本棚にヒグチユウコさんが手掛けた作品
      並べたくなっちゃいましたねぇ~(^-^)

      私も知らないことばかりでしたよ!
      ブクログを通して、知ることができたことも多いので
      ありがたいなぁ~って思います♪
      2023/12/04
    • Manideさん
      ほんとですね〜
      私も、いろいろ教えてもらって、楽しんでます。
      ほんとですね〜
      私も、いろいろ教えてもらって、楽しんでます。
      2023/12/04
    • かなさん
      Manideさん、おはようございます(^^)
      これからも楽しんでいきましょうねっ♪
      Manideさん、おはようございます(^^)
      これからも楽しんでいきましょうねっ♪
      2023/12/05
  • ともに売れっ子作家であるキューライス氏とヒグチユウコ氏によるネコ親子の絵本である。

    母ネコの胴の長さにも驚くが、「ふしぎなたけのこ」「まあちゃんのながいかみ」のオマージュと思われる描写もあり微笑ましい。

    ヒグチ氏特有のグロさも無く、幼い子への読み聞かせにも適している。

  • シュールでありながら、可愛いお話。
    ヒグチユウコさんの絵はもちろん好きですが、リアルなタッチと相まって、読むのにも胸をえぐられるような感覚だった本の記憶も‥
    これはもう、とってもわかりやすく、綺麗な線の、可愛い絵!

    ねこのおかあさんは長い猫でした(笑)
    ある日、こねこは、風に吹き飛ばされてしまいます。
    おかあさんの胴体は長い長い~…
    いっしょうけんめい、歩いていく子猫。
    なかなか、顔のところまで、たどり着けません。
    子猫は泣き出してしまいます‥ さて?

    子猫を飼い始めた時、猫は人間の顔の方に近づいてこようとします。
    顔が本体だと思っているみたい。
    撫でてくれる手も好きだけど、ベッドに横になったら絶対顔の方に、必死でよじ登るようにしてきました。
    くっついていたいのね~。
    身体全体では大きすぎて、把握しきれないのかな?
    猫には、そんな感覚もあるのでは、と思い出し、何となく子猫の気持ちに思い当たるような気もしていました。

    キューライスという作家さんなのですねえ。お初です。
    他の作品もこんな雰囲気なのでしょうか。
    面白かったです☆

  • ボリス雑貨店-Higuchi Yuko- |
    http://www.higuchiyuko.tokyo/

    ヒグチユウコ - Yuko Higuchi Official Website
    http://higuchiyuko.com/

    ながいながい ねこのおかあさん|白泉社
    https://www.hakusensha.co.jp/booklist/58605/

  • 可愛い猫の親子のお話ですが、お母さんの体が長〜い! 子猫が風に吹っ飛ばされた距離くらい。子猫が一生懸命歩いて歩いて、途中でバテてしまうくらい。子猫にとっては不安な大冒険でしたが、敢えて歩かせておいて、頑張ったことを褒めるお母さん、体だけでなく、気も見通しも長いのですね。

  • 【母セレクト】
    ー第14回絵本屋さん大賞10位ー
    おかあさんさすがにそれは長すぎるよ。

  • 初めて読んで、
    おかあさんねこのあまりの長さに、
    ちょっと、こわい…でも、あたたかいお話です!

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著者プロフィール

キューライス 本名、坂元友介。 1985年栃木生まれ。AB型。 漫画家、イラストレーター、絵本作家、アニメーション作家。 主な漫画作品に『ネコノヒー』(KADOKAWA)『スキウサギ』(秋田書店)『悲熊』(LINE Digital Frontier)、絵本作品に『ドン・ウッサ そらをとぶ』(白泉社)『あばれネコ』(KADOKAWA)、『ヨモツヘグイ』、『よるのえ』(どちらも大和書房)など。 趣味は散歩と料理。

「2023年 『アジャラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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