長恨歌 上之巻 蛇性の婬 (白泉社花丸文庫BLACK)

著者 : 山藍紫姫子

• 白泉社 (2011年9月21日発売)

作品紹介・あらすじ

"この美しい男が狂う様をみてみたい。"油問屋の娘お澪は、ある日、謎の美剣士沙門に命を救われた。その斜にかまえた男ぶりにすっかり魂を奪われて、お澪は男の住む廃寺にまで押しかけてゆく。だがそこには、沙門と怪僧鉄が飼う、艶めかしい性奴隷"弁天"がいた…。魔性の美貌と妖艶な肢体。息をのむ程の美男、弁天の正体を探るうちに、お澪は男と男の愛憎の迷宮に紛れ込むが!?爛熟の元禄の世を舞台に、耽美の女王の筆が冴える、会心のエクスタシーロマン。

感想・レビュー・書評

[｛ 雨さんの感想 · 2013年4月28日]

上下巻読了。

山藍先生らしい、独特の世界観。
圧巻だ。
純粋なＢＬではないから、ＢＬ読みたいという方には不評だろう。
それでいい。先生の作品はそんな枠にとらわれてないから、良い。
既成概念も壊すほどの、頽廃と淫靡さ、滴る闇色の情念がこもったすばらしい作品だった。。

[はなこさんの感想 · 2012年5月4日]

すごい世界が広がっていた。

高評価なのは上下巻通読してからの評価だから？

現段階では何ともいえない。

ひたすら狂気を感じて怖い。

著者プロフィール

1992年のデビュー以来、耽美小説の女王として君臨し、絶大な人気を誇る。著書に『花夜叉』『色闇』『アレキサンドライト』『王朝恋闇秘譚』（以上角川文庫）、『江戸繚乱』（白泉社花丸文庫）など多数。

「2011年 『堕天使の島』 で使われていた紹介文から引用しています。」