ライム博士の12か月 (白泉社文庫 さ 3-14)

著者 :
  • 白泉社 (2003年9月17日発売)
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592883920

感想・レビュー・書評

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  • 1/8 再読
    「ライム博士の12か月」…UFOに捨てられたロボットと一緒に住むことになった、いつも変な発明をしているライム博士。無愛想でポンコツなロボットはメフィストと名付けられ、問題を起こしながらも徐々にみんなのかけがえのない存在になっていく。おむかいに住んでいてクッキーを焼いてくれるベティさん、悪魔を払うことに取り憑かれている牧師さん。みんなどこか変わっていて、不思議なことに巻き込まれてものほほんとしている。

    「デューイとヒューイ」…スリの常習犯のデューイは、航空会社の社長の孫であるヒューイとひょんなことから同居することになる。世間知らずでお金持ちのヒューイの言動にデューイは振り回されながらも、二人の間には友情が芽生えてくる。特にワニのお話が好き。

  • 2003-09-00

  • あまり役に立たない物ばかり発明するライム博士。
    そこに突然UFOがやって来て、役に立たないロボットを捨てていった。
    指サックみたいな形に目だけ。そして口のきけないロボット。
    マイペースで性格のひねくれているそのロボットに博士は「メフィスト」(悪魔)と名前をつける。
    ライム博士とメフィスト、お向かいのベティさん、悪魔ばらい狂の牧師の奇妙な十二ヶ月のお話。

    ジロ目で可愛げのない顔つき。
    やる事も可愛くないメフィストが何故か可愛くて笑ってしまう。
    そんなメフィストに振り回されながら博士とベティさんが仲良くなっていくのが何ともほのぼのしていていいです。
    坂田靖子さんの絵って、シンプルで味わいがあります。

  • 邪魔モノ=ゴミとしてUFOから廃棄されたロボットを拾った、発明家のライム博士。
    メフィストと名付けられたロボットと、
    お人好しな博士の生活がユーモアたっぷりに描かれた短編連作マンガ。
    鉄面皮のメフィストが、実は地球での暮らしに順応しようと、
    そっと努力(?)している様子が何ともカワイイ。
    悪魔祓いに血道を上げる牧師さんもおかしい(笑)
    ところで、ちょっと厚めの文庫だと思ったら、半分は別の作品、
    お坊ちゃまと小悪人の話「ヒューイ・デューイ物語」だった。

  • 坂田作品では一番気軽に読める、かな。

  • 発明家ライム博士とUFOから捨てられた粗大ゴミ、
    いやわがまま気ままなロボット・メフィストの奇妙な同居生活を描いた連作短編。
    シュールというかナンセンスというか、そんな印象を受けた1冊でした。
    わがままだけど憎みきれない、でも傍にいたらイライラが募りそうなメフィストが
    イイ味出してます(笑)。


    【収録作品】
    ・ライム博士の12ヶ月
    ・ヒューイ・デューイ物語

  • 坂田靖子さんの漫画。
    ライム博士の12か月とヒューイ・デューイ物語の二つが収録されています。
    ライム博士の12か月のほうがお勧めかなぁ…。ぼくはこっちのほうが好きです。

    ライム博士のつんでれっぷりが半端ない(

  • 2006/08/20

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著者プロフィール

大阪府高槻市出身、石川県金沢市在住。1975年、『花とゆめ』掲載の「再婚狂騒曲」でデビュー。以来、白泉社、小学館など幅広い雑誌で活躍。英国を舞台にした作品のほか、さまざまなファンタジーや日本の怪談・説話を素地にした作品も多い。『闇夜の本』『バジル氏の優雅な生活』『マーガレットとご主人の底抜け珍道中』『水の森奇譚』『芋の葉に聞いた咄』『磯の貝に聴いた咄』『堤中納言物語』『伊平次とわらわ』など多数。

「2008年 『王朝貴族のおまじない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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