写真記録樺太棄民: 残された韓国・朝鮮人の証言

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  • ほるぷ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593533428

作品紹介・あらすじ

日本は第2次大戦前から戦争中にかけ、植民地支配をしていた朝鮮から農民たちを強制的に連行した。樺太(現サハリン)では6万人が厳しい自然環境の中で、炭鉱や軍事施設などで過酷な労働を強要された。日本の敗戦により、30万人の日本人は引揚げたが、当時残っていた4万3000人の韓国・朝鮮人たちは、その機会を与えられる事もなかった。サハリンに残された韓国・朝鮮人一世たち、韓国でその夫が帰るのを待ち続けてきた妻たち、1日も忘れる事のなかったという祖国へ永住帰国した人々-。彼らを生活の場に訪ねての撮影と歴史的な証言の収録。そして韓国・サハリン・日本で繰り広げられた半世紀ぶりの感動的な再会の記録。それらを通して、日本人が知ろうとしてこなかった日本の戦争と45年たった戦後を問う。

感想・レビュー・書評

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  • 戦争中に日本の領土だったサハリンで炭鉱があって連衡されてきた朝鮮人らの末裔。朝鮮で待っている妻もいる。彼女らは儒教社会で再婚することもできずに苦しい生活を強いられている。

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著者プロフィール

1952年長野県生まれ。フォトジャーナリスト。(社)日本写真家協会会員。日本ジャーナリスト会議会員。日本の過去と現在を、アジアの民衆の視点からとらえようとしてきた。アジア太平洋戦争で日本によって被害を受けたアジアの人々、日本がかかわるアジアでの大規模な環境破壊を取材し、雑誌・テレビなどで発表。
【著書】『無窮花の哀しみ——[証言]〈性奴隷〉にされた韓国・朝鮮人女性たち』『地球を殺すな!環境破壊大国・日本』『平壌からの告発』『アジアの戦争被害者たち』『棄てられた皇軍』『原爆棄民』など多数。【上映作品】『ヒロシマ・ピョンヤン』『アリラン峠を越えて』『銀のスッカラ』『長良川を救え!』など多数。

「2018年 『朝鮮民主主義人民共和国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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