闇の予言

  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 46
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593535255

作品紹介・あらすじ

青銅のドラゴン・フェスタスに乗って、インディアナポリスに到着したアポロン、リオ、カリュプソ。ところがその直後、3人は怪物に襲われ、ハーフ達の避難所シェルターステーションに逃げこむ。そこで、シェルターステーションの管理人のエミーとジョゼフィンから、三頭政治ホールディングスのメンバーの一人、新ヘラクレスがこの街を支配していること、さらにエミーたちの養女ジョージナやハーフたちも連れ去られたことを聞かされる。
翌日、アポロンは、ジョージナたちの救出先でピンチに陥っていたところをメグに助けられる。ネロの作戦を知ったメグは、逃げてきたのだ。ジョージナたちを保護したアポロンは、今度はメグとともにトロポニオスの神託を探しにむかうが……じつはトロポニオスはアポロンの息子で、二人の間には暗い過去があった。アポロンの冒険、第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • アポロンと5つの神託、第二巻です。
    これまでのシリーズは1巻1年と言う流れでしたけど、本作はもっと短期間のようですね?1巻はメグとの出逢いからパーシーがやって来る週末までの1週間でした?? つまりまだ冬??
    その辺りが曖昧です。

    前回脳内ボイス、アルテミスは岩永哲哉さんと書きましたが、菊池正美さんも混ざってるかも知れません。

    今回登場する神話の登場人物、初めて名前を聞く人物も多かったです。スマホで調べてもあまり情報出てこず。誰々の娘、誰々の弟、くらい。気になります。

    前作もそうでしたが、アポロンの自己愛があっての自己反省。成長っぷり。このキャラクター性だからこそ読者もしんどくなりすぎず、かと言って軽くもなりすぎない、絶妙な匙加減と思います。

    トロポニオスは逆恨みと思ってしまいますけれど、“実の親に救われなかった”と言うのが大きいのでしょう。しかし泥棒を働いたのを神が助けると言うのも何だかなぁ、と思ってしまいます。寧ろ親だからこそ厳しくすべき場面のような……。もやもや。
    と、思っていたら作中で回収されてかなりスッキリ。

    表面上はヘタレアポロン。時々見せる神の姿、ギャップが狡いですね。かっこいいだけでキマらずオチがついてるところも好感もてます。
    内面がどんどん豊かに、人間味を帯びていますね。
    生き物に対しての情も深い。

    そして、懐かしい人物(?)も再登場で3巻も楽しみ!

    恒例の脳内再生ボイス。
    コンモドゥス:古谷徹さん
    リュティエルセース: 玄田哲章さん
    ブリトマルティス: 弓場沙織さん
    ジョゼフィン:高乃麗さん
    エミー: 山口奈々さん
    リオ:潘めぐみさん
    シャラ:朴璐美さん
    ジェイミー: 東地宏樹さん
    メグ: 日高里菜さん
    タレイア: 小清水亜美さん
    トロポニオス:緑川光さん

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著者プロフィール

1964年、米テキサス州サンアントニオ生まれ。テキサス大学で英語と歴史を専攻。
『ビッグ・レッド・テキーラ』(小学館)でシェイマス賞、アンソニー賞。『ホンキートンク・ガール』(小学館)でアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀ペーパーバック賞を受賞した実力派ミステリー作家。初めて執筆したファンタジー「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズ(ほるぷ出版)は全世界でシリーズ累計5000万部となり、映画化された。その他の作品に、「ケイン・クロニクル」シリーズ(KADOKAWA)などがある。

「2021年 『アポロンと5つの神託 太陽の神』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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