おくのほそ道 (声にだすことばえほん)

著者 :
制作 : 齋藤 孝 
  • ほるぷ出版
3.65
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本棚登録 : 113
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593560578

作品紹介・あらすじ

「夏草や兵どもが夢の跡」「閑さや岩にしみ入蝉の声」など、松尾芭蕉の代表作「おくのほそ道」から俳句を選りすぐり、芭蕉の旅をたどりながら、俳句を楽しむ絵本にしました。声にだして読んで、芭蕉の詠んだ日本各地の情景を楽しんで下さい。

感想・レビュー・書評

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  • 文章は最初のちょっぴり。後はずっと俳句。素朴でいろんな方向から見た絵がいい。斎藤孝の解説もいい。俳句は、心の働きを、外界のちょっとした動きに託しているのだ。

  • 先月中学生向けのお話会に使用した一冊。
    今になってレビューを載せるのは、明日16日が芭蕉が「おくのほそ道」に旅立った日と言われ、「旅の日」とされているから。
    元禄2年(1689年)3月27日の旅立ちが、新暦では5月16日。
    閏月があるとしても、かなりのズレだ。

    有名な出だしの「月日は百代の過客にして・・」というくだりがあって、あとは有名な俳句へと続く。
    挿絵も句に合わせた旅の先々で、芭蕉と弟子の曽良、あとは何故か猫が必ず描きこんでくれてある。
    見出しと、最後のページに旅の行程が地図入りで示されていて、読んだ後それを見せるのが良いかも。
    というより、簡潔過ぎるほどの内容なので、何かしら付け加えないと物足りない。
    小学生にはこのままでも良いかな。案外俳句というものに興味を持つ足がかりになるかもしれない。
    約5分。

    辞世の句とされるのが『旅に病んで・・』という一句なので、奥の細道の旅路で亡くなったかと勘違いしていたワタクシ。
    いやいや、実は教室にもそういう人が多かった。
    芭蕉は、奥の細道の旅からはちゃんと帰還している。
    その後5年もかけてこの「俳諧紀行文」を仕上げ、大阪で亡くなったのだ。
    よくある「芭蕉忍者説」は、笑い飛ばしながら解説。
    だってねぇ、この紀行文は完全にフィクションですから。

    でも芭蕉について「調べ学習」している間、私は俳句に魅せられてしまった。
    五七五の短い世界の中に、なんと壮大なイメージが広がることだろう。
    あれから空を見てはう~んと一句ひねりたくなり、猫たちを見てはまたひねりたくなり、そして一句も浮かばず・笑。
    芭蕉さん、あなたの足跡は偉大です。

    • mkt99さん
      「じいだぶりゅ、もはや遠くに、なりにけり」(よみひとしらす) (^_^;
      「じいだぶりゅ、もはや遠くに、なりにけり」(よみひとしらす) (^_^;
      2015/05/17
    • nejidonさん
      mkt99さん、お久しぶりです!
      こんなに長いことコメントを放ったままにして、本当に申し訳ありませんでした。
      「あしながおじさん」のレビ...
      mkt99さん、お久しぶりです!
      こんなに長いことコメントを放ったままにして、本当に申し訳ありませんでした。
      「あしながおじさん」のレビューにも載せましたが、あろうことか腰の骨を折ってしまいました。
      お薬(3倍強)と注射でだいぶ落ち着き、今やっとこちらを開くことが出来ました。
      後ほど、そちらにもご挨拶に参りますね。
      本当にごめんなさい。私の愛に変わりはありませんからね(笑)
      ということで、「骨折や 痛いの痛いの 飛んで行け」
      お粗末でした。
      2015/07/04
  • こういうの読み聞かせていたら、子どもが中学生になって古典とか習うときに抵抗感がなくていいかなーと思って、「声にだすことばえほん」シリーズを5冊そろえました。
    漢字にはふりがながふってあるので、小学校1年生の娘も声を出して読めます。まだすらすらと読む感じではないけど、絵と一緒にアタマに入っていくと、古典の言葉の意味もなんとなくイメージしやすくてよいと思います。
    最後に現代語訳、松尾芭蕉についての解説もついているので大人も勉強になります。
    絵は四季の移ろい、季節感があって良いです。芭蕉が歩いた道もざっくりとですが裏表紙に載っています。

  • 『おくのほそ道』の冒頭から始まり、14句を絵本で紹介する。

    巻末に現代語訳。
    絵本部分は句と絵のみ。
    句の余韻を味わえる。
    絵は芭蕉さん・曾良さんといっしょに旅をしながら感動を一緒に体験しているよう。

    ・芭蕉が“言葉遊び”だった俳句を「古池や蛙飛びこむ水の音」の句で芸術にまで高めた。

  • 松尾芭蕉の俳句が14載っているが、思いの外、初耳のものもあって、勉強になりました。

  • 再読記録に。

  • 28年度(4-3)
    「五月雨をあつめて早し最上川」 1分

  • 奥のほそ道の世界がダイレクトに伝わってきます。

  • 山形旅行の予習にと、親が読みたくて借りた本。でも、絵も面白いからか、俳句のリズムが気に入ったのか、息子も毎晩読んで欲しがった。意味は分からないだろうけど熱心に聞いていた。

  • 2012.7.16.mon

    【経路】
    図書館。

    【感想】
    勢いのある絵。
    国語の教科書にあったらいいね。

    【内容メモ】
    14こ収録

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著者プロフィール

江戸時代の俳人。1644~1694。


「2015年 『女声合唱とピアノのための おくのほそ道――みちのくへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松尾芭蕉の作品

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