うみのひまわり (くりんとコロンのおはなし)

著者 : 小比賀優子

• ほるぷ出版 (1991年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[unknownさんの感想 · 2015年3月31日]

女の子くりんは海が大好き。
夏になったのでひまわりを見たり、スイカを食べても海のことばかり考えている。
ある日、犬のコロンと一緒に海に行くことに。
海で砂のお城を作ったり、コロンと走り回ったり。
そこで、ひまわりを持った男の子と出会う。
男の子は人魚はひまわりが好きだから、ひまわりを持って待っているのだとか。
男の子のおじいちゃんが話してくれたことには昔、人魚は海から上がって遠くのひまわり畑を見ていたのだとか。
くりんも一緒に人魚を待つが夕方になっても人魚は現れなかった。
くりんは人魚はひまわりよりも海が好きなのだ、と言うと男の子は納得して、くりんにひまわりをあげて走り去って行くのだった。

海での出会い。
特に不思議なことはないけれど、ちょっと不思議な出会い方。

著者プロフィール

小比賀優子　おびか　ゆうこ （小比賀 優子）東京生まれ。国際基督教大学語学科卒。出版社勤務、ドイツ留学を経て、現在は子どもの本の翻訳や創作にたずさわっている。東京在住。

「2012年 『ハリーのクリスマス』 で使われていた紹介文から引用しています。」